きのう何食べた? 肉みそあんかけチャーハン ほか

ここ数日忙しくて自炊をさぼってたので、反動でがっつり料理を作り込みたくなってしまった。こんなときは「きのう何食べた?」だわ! ……というわけで、3巻に出てくる中華の献立を作ってみました。 

「きのう何食べた?」3巻より
※【コマ引用】:「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)3巻より

・肉みそあんかけチャーハン
・サンラータン
・ブロッコリーと鶏肉のオイスターソースいため

の3品。

ほんとはこれに「作り置きの白菜のゆずびたし」が付くんですが、今回は時間がなくて間に合わず(いずれ作ったら追記しとこう)。

シロさんには珍しく、肉を使ったこってり料理が2品も並びますが、これはケンジと仲直りするためのメッセージが込められているから。気まずい雰囲気になっても料理で解決するって、なんともいい家庭(?)ですね。

全部の工程を載せると長くなってしまうので、今回はチャーハンのみ詳しく。


ネギ 
肉みそあんかけチャーハン: 
長ネギ、ショウガ、ニンニクはみじん切りします。長ネギは1/2はチャーハン(ご飯)用、1/4は肉みそ用、さらに1/4はオイスターソースいため用。ショウガとニンニクも半分ずつに取り分けておきます。

肉みそ 肉みそ 
フライパンに油をひき、取り分けた長ネギとショウガ、ニンニクを豆板醤で炒め、豚ひき肉を投入。

よく炒めたら、酒、味噌、醤油、砂糖で味付けし、水を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げます。肉味噌作りはこれで完了。

たまご チャーハン 
次にチャーハン作り。うちは大きいフライパンが一つしかないので、さっきの肉味噌は別容器に取り分けておきました。

フライパンに油を入れて(ふんわり仕上げるため、たっぷり)、卵液を流してすぐかき混ぜ、みじん切りした長ネギを加えて炒めます。 ご飯を加えてさらに炒め、塩コショウで味付け。

肉みそあんかけチャーハン 
チャーハンの上に、温めなおしたあんかけ肉味噌、万能ネギをのせて出来上がり。「愛がなくても喰ってゆけます」でも描かれてたけど、“万能ネギたっぷし”はよしなが先生のこだわりのひとつですなあ。

肉みそあんかけチャーハン 
食べた感想: シンプルな卵チャーハンの上に、こってりした肉味噌がのっかって、一緒に食べると幸せ! チャーハンなのに、なんか丼モノっぽい感じもして新鮮です。これは単品でもまた作ってみたいなー。 以下は、そのほかのメニューのざっくりした紹介。 

ブロッコリーと鶏肉のオイスターソースいため

炒め 
ブロッコリーと鶏肉のオイスターソースいため: 
固めに茹でたブロッコリーと一口大に切った鶏モモを、オイスターソースと醤油、コショウで炒めたもの。ネギやショウガ、ニンニクの風味もきいてて、甘辛い味付けが美味しい。

普段のシロさんの食卓なら、白いご飯のおかずになりそうなメニューですね。

サンラータン

サンラータン 
サンラータン: 
辛みと酸味が特徴の、とろみのあるスープ。豆板醤の辛みを、具の豆腐やとき卵、椎茸が和らげてくれて美味しい。ほのかな酸味も食欲を増します。

中華系のメニューには、やっぱり中華スープが合いますね。 ここに麺類を入れたら、酸辣湯麺みたいになるかな? 

読み直して気付いたけど、普段おかずは各自の皿に盛るシロさん家なのに、今回は大皿で取り分けるスタイルなんですね。チャーハンなんて個別の皿に盛った方が食べやすいはずなのに、わざわざこんな風にするのも「仲直り飯」の意味の表れなのかもなー、なんて思いました。