「極食キング」と泉昌之先生の「軍師シリーズ」目当てに、つい毎号「食漫」を買ってしまう。オール食べ物のコミック誌って、ターゲット絞れて意外と広告とか入りやすいのかな、と大人目線で眺めてしまったり。
「極食キング」の前作の「食キング」ですが、単行本は絶版になっているので、こつこつコンビニ復刻版で集めて読んでます。やっぱおもしろいわー。土山しげるワールドは、一度ハマるとくせになります。
今回は、ハンバーグ編のエピソードに登場する、いわしハンバーグを作ってみました。
※【コマ引用】:「復刻版 食キング」(土山しげる/日本文芸社)4巻より
落語家の海遊亭いわしがオープンした、ハンバーグ専門店。客によって態度を変えるようなサービスのせいで店はすぐに傾き、北方が再建に乗り出します。
店を建て直すために、北方が店主に無茶ぶりな修行を言いつけるのが見どころのひとつですが、今回もすごいです。 ハンバーグの修行メニューが、相撲部屋で数十人いる関取たちのマッサージ。壮観です。
何でこんな事させるかって? 一切の質問は許さん!(決め台詞)
……で、実際に腕が上達しちゃうのですが、北方はさらに通常のハンバーグに代わる新しいメニュー「いわしハンバーグ」を提案。安くてヘルシーないわしは、材料費も抑えられ、目新しさで人目も引く。うーむ、完璧な再建案じゃないですか。
作中で作り方が解説されてるので、それに従って再現してみます。
作り方:
いわしは頭と腹わたを取って水洗いし、水気を切って手開きに。その後、包丁2本で細かく叩いてつみれ状にします(余り細かくしすぎない方がいいらしい)。
ボウルに上記のいわし、卵黄、長ネギのみじん切り、おろし生姜、味噌、醤油、塩を入れます。よく混ぜたら、水で溶いた片栗粉を追加してさらに混ぜます。
いわしのミンチを小判型に整え、フライパンで両面をこんがり焼き上げます。
付け合わせ用に、椎茸、シシトウ、アスパラを油で炒めます。 いわしバーグに大根おろし、千切り生姜、あさつきをのせ、付け合わせを盛りつけたら完成。
見た目はほんとにハンバーグそっくりですね。
食べた感想:
ハンバーグの外観をした、つみれ(って、そのまんますぎる感想だな)。ソースなしでもしっかり味がついてるので、ご飯のおかずにも十分かも。今回はプレーンですが、醤油ダレで仕上げる照り焼き版、カレーソース版もあるよう。
ためしにポン酢をかけてみたら、これも結構美味しかったです。 でもハンバーグ好きの家人に言わせると、「見た目がそっくりな分、偽物をつかまされた気分……」と悲しそうでしたw
そういえば「The 3名様」でも、フトシが夕飯に豆腐ハンバーグを出されて、グレかけるエピソードがあったな。ハンバーグ愛の強い人には、やっぱりノーマルが一番かもしれません。
コメント
コメント一覧 (2)
「食漫」、確かにちょっと男臭いラインナップかも……w
料理漫画って、何故か少年&男性向けジャンルに多いですもんね~。
女性の執筆陣でいうと、名古屋メシのエッセイ漫画が読みやすくて毎回楽しみです[絵文字:i-189]
本屋さんにもありそうですが、コンビニでも意外と見かけますよ!
全部食べ物の漫画雑誌って、読むだけで結構お腹いっぱいになりますw
「おうちでごはん」はタイトルだけ聞いたことありましたが、面白そうですね!
(竹書房は結構料理が美味しそうな漫画出してますよね~)
機会があったらぜひ読んでみます[絵文字:i-237]
という漫画雑誌があるのは初めて知りました。
食べ物を扱った漫画・・・私なら絶対に食いつく雑誌なのですが・・・
執筆者を出版社のHPで拝見したのですが、硬派で骨太なラインナップですねェ☆
でも女性の作者さんもいらっしゃいますね。
まだこちらの方ではこの雑誌をお見かけした事はないですが、
市街地の大きな書店に赴いたらきっとあると思いますので
その時は購入してみます。
また新しく好きな作品が見つかるかも(^-^)
あ、そうだ☆
また食べ物を扱ったお薦めの作品があるんでした!
竹書房で出版されてる、スズキユカさんの『おうちでごはん』という漫画です。
日常で良く作られるような料理が毎回出てくる漫画ですよ☆
良かったら拝見してみてください。
それではまた、次回作を楽しみにしてます☆