東海林さだお ミソチャーハン
久々に東海林さだお先生の本から。「猫めしの丸かじり」に出てくる、ミソチャーハンを作ってみました。

先生がある日、キリスト、孔子、釈迦の3人組から天啓を受けてひらめいたこの料理(……と書くとなんだかわかりませんが、ここのシュールなやりとりの描写が大好きw)。チャーハンといえば塩と醤油、という定石をくつがえす味付けです。

私は味噌味の料理ってそれほど好みではなく(味噌汁は好き)、「塩と醤油で十分ですよ!」(ブレードランナー風に)という感想だったんですが、何事も物は試し、ということで先生のチャレンジにならってみることに。


東海林さだお ミソチャーハン 
作り方: 長ネギとハムはみじん切りにします。 

東海林さだお ミソチャーハン 東海林さだお ミソチャーハン 
味噌は特に種類は指定がなかったので、八丁味噌にしてみました。1人分につき大さじ山盛り1杯を、あとでフライパンで混ぜやすいように4等分しておきます(常温に戻しておいたほうが扱いやすいかも)。

東海林さだお ミソチャーハン 東海林さだお ミソチャーハン 
強火で熱したフライパンに油を入れ(テフロンなので、一度油を捨てる工程はナシ)、卵を投入。 卵がふんわり柔らかい炒り卵状になったら、ご飯入れてよく混ぜ、ハムと葱も入れます。

東海林さだお ミソチャーハン 東海林さだお ミソチャーハン 
最後に小分けした味噌を分散して投入し、ご飯全体に絡むように炒めたら完成。フライパンに味噌が焼き付けられて、いい匂いがします。 

付け合わせには、インスタントの味噌汁が合うそうなので、市販の揚げ茄子の味噌汁を用意してみた。 

東海林さだお ミソチャーハン

東海林さだお ミソチャーハン 
食べた感想: 
味噌おにぎりのような香ばしさのあるチャーハンで、新鮮な美味しさ。八丁味噌のちょっとトゲのある味が、卵やネギの甘さでちょうどいいバランスになってる気がします。普通のチャーハンに飽きたら、また作ってみようかなあ、と結構気に入りました。

東海林先生は味噌がお好きなのか、このほかにも「味噌カレー」なるものも作られてて、これもちょっと気になります。日本の味噌 VS.インドのカレーのデスマッチになりそうですが、一体どんな味なんだろう……。


猫めしの丸かじり (文春文庫)
東海林 さだお
文藝春秋
2004-08-03


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