前回に続いて「きのう何食べた?」から。今週のモーニング掲載分のメニューです。 ケンジが店長のグチ飲みの付き合いで遅くなり、シロさんが一人で夕飯を作って食べるエピソード。
私が同じシチュエーションだったら、夕飯作りから開放された喜びでテイクアウトか外食にしちゃうけど、こんなときでもちゃんと作るシロさんはすごいですわ。
※【コマ引用】:「モーニング」4月8日号(No.17)「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
食卓に並んだのは、昔懐かしのナポリタン、それから残り物の切り干し大根の煮付け。なんかこのミスマッチな献立が、逆にリアルですね。
ナポリタン:
さてそのナポリタンは、意外とオーソドックスな作り方です。 具は玉ねぎ、ピーマン、ベーコンで、それぞれたっぷり入れて具だくさんにするのが特徴。
ちなみに、シロさん家ではベーコンを冷凍保存するらしく、必要な分だけ「パキ」と折って使うよう。これ便利そうだなー。
パスタは表示時間の1~2分早めに茹でます。その一方で、フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコンをじっくり炒め、にんにくのみじん切りを投入。続いて玉ねぎ、ピーマンの順に炒め、玉ねぎのシャキっとした食感が残る程度で火を止めます。
茹で上がったパスタの湯を切ってからフライパンに入れ、ケチャップをメインにウスターソース、めんつゆ、コショウ少々で味付けしつつ炒めて完成。
ケチャップの味がよく染みてて、ああこれぞナポリタン、という安心の味。タバスコや粉チーズをかけてもいけました。
しかしパスタの食べ方って「スプーンとフォークで食べると上品」「いや、イタリアではスプーンなんて使うのは子どもだけ」「フォークでグルグル巻くのもかっこ悪いらしい」など、情報が錯綜していて、外で食べるときいまだにちょっと緊張するのは私だけでしょうか……。
家スパの場合は(しかも庶民のナポリタンだし)、そんなマナーから開放されて、好きなように食べられるのが幸せ。シロさんも「ずずー」と音出しながら食べてるしね。ビバ!うどん食い。
切り干し大根の煮付け:
単行本2巻で出てくる、切り干し大根のにんじん入りバージョン。めんつゆで簡単に作れるし、作り置きもきくし、食物繊維たっぷりだし、良いことずくめな副菜。
※【コマ引用】:「モーニング」4月8日号(No.17)「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
梅茶漬け:
今回は、メインのレシピがもう一つ登場します。それがこの梅茶漬け。帰宅して小腹が減ったケンジのために、シロさんがささっと用意した一品です。
梅干しは種をとって軽く包丁でたたき、海苔はあぶってもみ海苔に。
茶碗にご飯(少なめ)をよそって、上にたたき梅とワサビをのせ、炒りゴマ、こぶ茶をかけ、お湯をそそぎます。さらにもみ海苔をのせて完成。
市販の「お茶漬けの素」は使ってないのに、それっぽい味がするのは、こぶ茶のおかげ?(こんな使い方もあるんですねー)
梅の酸味とワサビと香りで、食欲ないときでもサラサラ箸が進みそう。夜中に小腹減ったときやお酒の後など、活用範囲広いメニューになりそうです。
コメント
コメント一覧 (2)
おおー、切り干し大根を洋風にするって初めて聞きました!
塩豚と一緒に炒めて……っておいしそう[絵文字:e-349]
確かにお酒のつまみに良さそうですね~。まだ袋に半分残ってるから、マネさせていただこうかしら[絵文字:i-237]
単体のレシピを紹介するマンガはたくさんあったけど、
手順がこれだけわかりやすいのは「きのう何食べた?」が初めてでしょうね。
全国の親御さんは、一人暮らしするお子さんに一冊持たせるべきかもしれませんw
頻繁に登場するお惣菜になりました。
日持ちもするしいいですよね。
先日は塩豚と一緒に炒めて、
黒胡椒と塩と酒のみで味付けし、小ネギを散らしました。
酒のつまみっぽい洋風切り干し大根もなかなかです。
「きのう何食べた?」は効率のいい料理の手順が、
本当に参考になります。早く新刊が読みたいです。