※【コマ引用】:「モーニング」1月11日号(No.4・5)「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
またもや冷蔵庫の余り野菜で、「きのう何食べた?」の献立が再現できそうだったので、つくってみました。
・手羽先と大根の煮込み
・長ネギのコンソメ煮
・にら納豆
・さつまいもと油あげのみそ汁
の4品。
1月(12月だったかも?)の「モーニング」に掲載されたエピソードなので、冬っぽいメニューになってます。いつか作ろうと思って、ページをスクラップしてたのでした。
「きのう何食べた?」はコミック版も持ってるけど、汚れがつくのが気になるし、料理するときは雑誌の切り抜きのほうが扱いやすいんですよね。
手羽先と大根の煮込み:
厚手の鍋にサラダ油を引き、手羽先を両面こんがりと焼きます。
ところで作中では、合計12本(!)も手羽を使ってましたが、サイズが小さいやつなんだろうか。男性2人なら、それくらい食べちゃうもんなのかなあ……。
うちはあんまり大きい鍋がないので、2人で4本くらいにしました。 手羽を一度取り出し、同じ鍋で大根を炒めます。最初は油が全体にまわるまでじっくり炒め、途中フタをしつつ半透明になるまで蒸し炒めます。
大根が透明になってきたら、水と昆布一切れを加えて煮立たせ、アクをとります。その後酒、砂糖、醤油、みりんで味付けして煮汁がなくなるまで煮込みます。
煮汁がほとんどなくなって、照りが出てきたら火を止めます。皿に盛りつけ、上に茹でて刻んだ大根の茎葉をのせて完成。
じっくり煮込んだおかげで、大根も手羽もトロトロ! 甘辛い味が染みこんでて、ご飯が進む……と言いたいとこだけど、個人的にはお酒だなこれは。
手羽先って、お店で食べると周りの目が気になって本気出せないんだけど、自宅だと思う存分野獣のようにがっつけるのがうれしい(パスタもそう。家で箸使ってズルズル食べるのが一番ウマイ)。
長ネギのコンソメ煮:
シロさんいわく、長ネギが安くて旨い時期に必ず作る定番惣菜らしい。ネギの白いとこだけでなく、青い部分も全部使う、というのが経済的でいいなあ。
作り方は、長ネギを4~5cmにざく切りし、鍋に水とコンソメキューブを入れて火にかけ、ネギがクタクタになるまでフタをして煮るだけ。仕上げに、からしマヨネーズと黒コショウをのっけます。
味付けはコンソメだけなのに、それだけとは思えない美味しさ。ネギの甘みに、からしマヨネーズがピリっと効いて、副菜にぴったりの一品でした。
下仁田ネギなんかで作っても、トロっとして美味しいかも。作り置きして、冷やして食べてもいけるらしいです。
にら納豆:
茹でてざく切りしたニラと納豆をあえたもの。不思議な組み合わせだなあ、と思ってたんですが、食べてみるとこれが合う!
ニラの臭さと納豆の臭さが、これほど相性いいなんて……。朝食というより夜に食べる納豆、という感じです。ちなみに納豆は、この時作ったやつですw
さつまいもと油あげのみそ汁:
さつまいもの味噌汁は実家では定番の具材でした。が、家人が苦手で今は使わなくなってしまったので、久々に食べて懐かしかったです。
おかずの箸休めに、甘いさつまいもの味がほっとするんですよね。 というわけで、無事献立コンプリート。
しかし仕事帰りでも何とかパパっと作れちゃうのは、勤め人が主役のマンガならではだなあ、と実感しました(専業主婦が主役の「花と奥たん」の場合、同じ献立数でももっと時間がかかった気がする)。
コメント
コメント一覧 (2)
コミック派の方には、ちょっとネタバレ気味になっちゃってすみません[絵文字:i-201]
(でも読むとすぐ作りたくなってしまうw)
そうそう!ほんとに二冊欲しいくらいですよね~。本棚用と台所用と……。
コミックは厚みがあって開きにくいので、レシピ本として編集し直したバージョンがあれば……!(わがまま)
シロさん家、料理を個々の皿にちゃんと盛りつけてるのもエライなあ、と思っちゃいます。うちは洗い物が増えるのが嫌で、大体大皿に盛ってしまうw
もやしもんの納豆、食べるときはちょっと勇気いりますが、味はなかなか美味しくてハマります!
鍋プリンは確かに、温度がキモですよね。低温でじっくり焼いて、少しずつ温度を上げていくとやりやすいかもしれません。お菓子作りは分量とか温度が少し違うだけで、全然変わっちゃうからむずかしいですね……。
「きのう何食べた?」はコミックス派なんですが、一足先に雑誌のメニューが見られるのは嬉しいなぁと思っています(笑)。
>料理するときは雑誌の切り抜きのほうが扱いやすい
確かにそうかも…と納得してしまいました。
最近このマンガに関しては2冊目が欲しいです(普通に読む用とレシピ本として汚しても良い用)。
ニラ納豆の納豆が美味しそうです。
「もやしもん」読んだ時に作ってみたいなーと思ったのですが、こちらのブログを見たらますます作りたく…。
鍋プリンは挑戦しましたが、温度管理が難しくてすが入りまくってしまいました…。
>仕事帰りでも何とかパパっと作れちゃう
これも激しく同感です。そんなに長時間かからずやれるのが良いですよね。
それでも、結構マメに(鍋なのに「副菜!」とか)やってるシロさんってエラいよなぁと思います(この人の場合は単純に好き!って部分が大きそうですが)。
これからの更新も楽しみにしておりますね!