アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー

風邪をひいて、ここ数日はまともに自炊してませんでした。食欲だけは衰えないので、外食&出前でモリモリ栄養をとってたんですが、それもそろそろ飽きてきた。だいぶマシになったので、久々にリハビリをかねて料理再開。

最近読んだ「アルコール」3巻に出てくるフォーなんて、あっさりしていいかも……。ってことで、作ってみました。 

「アルコール」3巻より
※【コマ引用】:「アルコール」(西村しのぶ/集英社)3巻より

ベトナム旅行の思い出話に花が咲かせたミサオとユキちゃん。早速ランチに作ったのが、この“あさりと香菜の地味フォー”。

鳥ガラからダシをとったチキンスープに、あさり、香菜と三つ葉を山のように盛りつけた、ヘルシーな印象のエスニックメニューです。

フォーは牛肉や鶏肉が一般的ですが、あさりって珍しいですよね。なんにしろ、香菜が大大大好きな自分としては、たまらんもんがあります。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー
そういえば去年ベトナム(ホーチミン)に旅行したとき、「香菜が山盛り入ったフォーを死ぬほど食うぞー」と意気込んでたんですが(日本だと苦手な人も多いから、トッピングしてない店も多い)、現地の店ではなぜか一度もお目にかかれずorz

香菜以外のハーブは色々付いてきたんですけどね。季節が悪かったのかなあ。なんか今でも腑に落ちない思い出で、いつか香菜たっぷりフォーでリベンジ!!と心に誓っていたのです。


アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
作り方: 
レシピは解説されてないので、ミサオちゃんのセリフをもとに想像で再現してみます。 まずはチキンスープ作りから。 鶏ガラを一度水から茹でこぼし、血や内臓をよく洗い流します。

再度水から茹で、ネギやショウガなど香味野菜と一緒に、アクを取りつつ1時間程度弱火で煮込みます。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
出来たスープはザルで漉して鍋に戻し、ニョクマムと塩で味付けします。

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活アサリはボウルのなかで1~2時間ほど塩水につけ、砂出ししておきます。

最近知ったんですが、ボウルに皿を被せて真っ暗な状態にすると、よく砂を出すみたい(たまにビローンとはみ出して、超リラックスモードになった貝も見かける)。

砂出しが終わったら貝同士をこすりあわせるようによく洗い、フライパンで酒蒸しします。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
酒蒸ししたあさりを、チキンスープの鍋に投入し、ひと煮立ちさせます。

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フォー用の麺はぬるま湯で戻したあと、たっぷりのお湯で指定の時間茹で、ざるにあけます。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
香菜と三つ葉をそれぞれ水洗いしてざく切りし、山盛りスタンバイ。

麺を入れた器にあさり入りスープを注ぎ、香菜&三つ葉をたっぷり乗せたら完成。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
食べた感想: 
あさりのダシとニョクマムで味付けされたチキンスープは、単体で味わうと、どこか和食のお吸い物のよう(アジアは魚介系調味料でつながっているのかもしれない)。トッピングした三つ葉の香りで余計にそんな印象なんですが、ここに香菜の風味がプラスされると、一気にエスニック料理になるんだなあ。

山盛りの香菜をワシワシ食べられて、ああこれだけでもう満足。 日本のうどんはコシが大事だけど、フォーの麺はやわやわな茹で加減にするのが好きです。病み上がりにもツルツル箸が進む、あっさりした麺料理でした。

アルコール 西村しのぶ あさりと香菜のフォー 
レモンや茹でもやし、スライスした玉ねぎを並べて、トッピングしながら食べるとさらに幸せ!





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