リトル・フォレスト チャパティ カレー

前回に続き「リトル・フォレスト」ネタ。ウスターソースの次のエピソードで登場する料理です。 

「リトル・フォレスト」(五十嵐大介)1巻より
※【コマ引用】「リトル・フォレスト」(五十嵐大介/講談社)1巻より 

岩手の「ひっつみ」は、小麦粉を練った生地を“ひっつまんで”薄くちぎり、汁物に入れて食べる郷土料理。

五十嵐先生によると、すいとん風に食べるほか、アンコや納豆に絡めて食べても美味しいらしい(パスタの一種と考えれば、洋食にも合うんですと)。

主人公のいち子は、このひっつみの生地をこねつつ、何かに似てる……とモヤモヤ。友人が持参した“スパイスたっぷり本格インド風チキンカレー”を見て、チャパティ(インド風の薄いパン)にアレンジすることを思いつきます。

東北の郷土料理が、エスニックなパンに! ちょっとびっくりな変身だけど、それだけ小麦粉料理って古今東西に共通しているのかもしれない。


リトル・フォレスト チャパティ カレー リトル・フォレスト チャパティ カレー 
材料: 
基本は小麦粉と水のみ。作中では、いち子が「ふすま(全粒粉)」を混ぜてたので、小麦粉と半々の量で作ってみることにします。 

小麦粉と全粒粉をあわせて1カップをボウルに入れ、水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの固さになるまでよく練ります。これでチャパティ4~5枚分くらいの量ができるはず。 

練ったチャパティは出来れば一晩、少なくとも2時間寝かせておきます。

リトル・フォレスト チャパティ カレー リトル・フォレスト チャパティ カレー 
寝かせたチャパティの生地を等分して手で丸め、麺棒で薄く伸ばします(餃子の皮よりやや厚めくらい)。生地が麺棒や台にはりつくので、打ち粉をしてからの方がいいかも。

リトル・フォレスト チャパティ カレー リトル・フォレスト チャパティ カレー 
フライパンを熱し、強火で両面を焼きます。漫画のとおり、生地がポコポコしてきてかわいい。

「リトル・フォレスト」(五十嵐大介)1巻より 
※【コマ引用】「リトル・フォレスト」(五十嵐大介/講談社)1巻より

仕上げにコンロで直火にのせて、全体を膨らませます……が、フライパンの上だけでも十分にふくらむし、チャパティに火が移ってが黒こげになるおそれもあるので、この工程はなくてもいいかもしれません。 

 リトル・フォレスト チャパティ カレー 
でもこの直火でプクーンは、このエピソードの名シーン(?)なので、とりあえずやってみた。漫画みたいに風船状には膨らまなくて、ちょっと残念orz

リトル・フォレスト チャパティ カレー
チャパティはこれで完成! 焦げ目が雰囲気出てて、美味しそう。

リトル・フォレスト ウスターソース 

カレーの方は今回は手抜きで、マスコットの「印度の味」を使います(孤独のグルメ再現のときもお世話になった商品で、ペーストを水で薄めて具と煮込むだけで本格インドカレーになる、超便利な愛しいやつ)。

具は骨付きチキン、さらに前回の自家製ソースの野菜絞りカスを投入。見た目はアレですが、調味料やスパイスがたっぷり染みこんでて、いい味かもしそう(って肝心の調理写真撮り忘れちゃいましたが...)。

リトル・フォレスト チャパティ カレー 
皿にカレーとチャパティ、お腹に余裕があればご飯も合盛りして、いただきます。

リトル・フォレスト チャパティ カレー 
食べた感想: 
チャパティは香ばしくて素朴な味で、インドカレーによく合います。薄いのとちょっと厚めのを作ったんですが、薄めはパリパリ、厚めはモチっとした食感でそれぞれおいしい。材料も少ないし簡単にできるので、リピートするかも。

カレーがまたよかった。「印度の味」が元々美味しいせいもありますが(プッシュしすぎ?)、ソースの絞りカスのおかげで、より深みのある味になってる気がします。ところどころ山椒やショウガなど、スパイスの風味が残ってるのもまた美味しい。 

このエピソードですが、本来のひっつみ料理もあわせて登場するので、余った生地で次回再現してみようと思います。




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