松葉訪問に続いて、今度は「まんが道」再現編。満賀と才野が上京した際、テラさんから伝授された朝食メニューです。
※【コマ引用】:「愛蔵版 まんが道」(藤子不二雄A/中央公論社)3巻より
テラさんはトキワ荘の先輩住人で、後輩の面倒見がよく、元スポーツマンならではのさわやかな性格、さらに漫画家としても人一倍の努力家。
その頼れるアニキぶりは、まさに男も女も「ホレてまうやろ~!」となる超ナイスガイ。
そのテラさんが教えてくれるのが、「フランスパンのメンチカツはさみ」(後に「コロッケはさみ」バージョンも登場します)。
作り方は、フランスパンにナイフで切れ目を入れ、間にメンチカツ(orコロッケ)をはさんでなじませるだけ。
そういえば、やまだないと先生のトキワ荘異聞なマンガ「ビアティチュード」にも、ショータローとフジヲが、「先輩に教わったコロッケサンド」を食べるシーンが出てきます(この作品に出てくるヒゲのテラさんもステキ!)。
※【コマ引用】:「ビアティチュード」(やまだないと/講談社)1巻より
作り方は単純ですが、コロッケをはさむのにぴったりのフランスパンを探すのに苦労しました。フルサイズのフランスパンだと大きすぎるし……。
1/2にカットしたパンで試作してみましたが、なんかイメージと違う。コレジャナーイ!(ガシャーン)と気むずかしい陶芸家状態になりながら、理想のパンを求めます。
数日後、会社近くのパン屋さんでプチサイズのフランスパンを発見!
一人で食べきるのに丁度良いサイズで、これならいけそうです。メンチカツとコロッケも用意し、早速テラさんのレシピどおりに作ってみます。
フランスパンって、翌朝には固くなってちょっと食べにくくなりますよね。そこで雑誌で読んだ裏技(有元葉子さんの記事だったかな?)で復活。
フランスパンを紙袋に入れ、袋の上から水でさっと濡らし、180度に予熱したオーブンで3分ほど焼けば、フカフカの焼きたての状態に!
フランスパンにナイフで横に分断するように切れ込みを入れ、メンチカツ(orコロッケ)をはさみます。
その後、パン!と上からたたいてなじませたら、完成。
まずはメンチカツから……と思ったけど、見た目がちょっと寂しいので、
コロッケもついでにはさんで、ダブルサンドにしちゃいました。このままガブリといただきます。
※【コマ引用】:「愛蔵版 まんが道」(藤子不二雄A/中央公論社)3巻より
ンマーイ!(と言いながら食べるのがもはやお作法)
ハードなフランスパンに揚げ物は合うのかなー、とちょっと心配でしたが、食べ進めるほどにパンとコロッケが馴染んできて、最後まで美味しく完食。
個人的には、メンチカツ(キャベツ入りのがオススメ)のほうが飽きがこなくて好きかも。コロッケの部分は、途中でウスターソースをつけて食べても美味しかったです。
ボリュームもあって、朝食にぴったりのメニューでした。
コメント
コメント一覧 (2)
まんが道はほんとに美味しそうな食べ物の宝庫ですよね!
藤子先生のシンプルな絵が余計にそそるというか……。
女性編集者さんがトキワ荘で作ってくれた、オムレツや太巻きもたまりませんでした[絵文字:e-420]