美味しんぼ 鍋焼きうどん

関東は小雨が降って、寒い休日でした。こんな日はあったかいものが食べたいなー。と、そこで浮上したのが「美味しんぼ」25巻の豪華鍋焼きうどん。

岡星さんの元恋人(今は奥さん)、冬美さんが初登場するエピソードに出てくる料理です。

「美味しんぼ」25巻より
※【コマ引用】「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)25巻より

店が軌道にのっていないころ、冬美さんのためにやけくそ気味に作ったこの鍋焼きうどんが、突然やってきた酔客に大好評。

この客の贔屓のおかげで、店は繁盛するようになったようです。というわけで、岡星さんにとっても思い出深いメニューらしい。

気になるその鍋焼きうどんの内容ですが、京極さんの解説によると
・鴨の肉
・海老の天プラ
・焼きアナゴ
・松葉ガニの脚
・ヒラメ、アマダイの刺身

を具にして、さらにスープはスッポンのだしで煮込むそう。

普段私が食べてる、アルミ皿に入ったコンビニの冷凍鍋焼きうどんとは比べもんにならん豪華さだ……。

美味しんぼ 鍋焼きうどん
まともにこのとおり材料をそろえると、エンゲル係数的に破産しそうなので、一般家庭で作れる範囲でできないかなー、と考えてみました。

そこで見つけたのが、缶入りのスッポンスープ。1缶400円くらいでちょっとお高めですが、生のスッポン買ってさばくよりは敷居が低いはず(当たり前だ)。

美味しんぼ 鍋焼きうどん
そのほかの材料もこのとおり。海老天は市販のお総菜品、松葉ガニは冷凍タラバガニ、ヒラメとアマダイはパック売りの刺身で代用しました。

なんだかんだいって、全部そろえるとやっぱ高くつきますね。まあ美々卯でうどんすき食べるよりは安いので、よしとしよう。


美味しんぼ 鍋焼きうどん 
作り方: ※作中にレシピはないので、勝手な想像でつくります。 

アナゴの開きに酒をふって、タレ(めんつゆとかでOK)を塗りつつ魚焼きグリルで焼きます。ほんとはアナゴが反り返らないように、串を打ったほうがいいんだろうけど、面倒なのでそのままで。

美味しんぼ 鍋焼きうどん 
土鍋にスッポンスープを入れます。今回買ったスープ缶は、薄く味付けされてるみたいなので、このままドボドボ。スープが足りないようなら、昆布出汁とか足してもいいかも。

一人用の土鍋持ってないので、二人前をでかい土鍋で一気に作ります。

美味しんぼ 鍋焼きうどん 美味しんぼ 鍋焼きうどん 
うどんとカニ、鴨肉(さっと熱湯に通して酒をふっておく)を土鍋に入れ、火にかけます。沸騰してきたら火を弱め、アクをとり、焼きアナゴを追加してフタをし、さらに煮込みます。

美味しんぼ 鍋焼きうどん 
うどんが軟らかく煮えたら、最後に海老天とヒラメ&タイの刺身を入れ、刺身が半煮えになる直前で火を止めて完成。

美味しんぼ 鍋焼きうどん 
食べた感想: 
出来上がりをあらためて見ると、正直「うわあ、悪趣味な!」という印象。海老にカニに肉……って、成金ビジュアルですからね。

ところが実際食べてみると、それぞれがうまく調和してて、一気に鍋がカラになってしまう美味しさ。

スッポンの出汁については、本物を食べたことないのでこの缶スープの感想しかいえませんが、フグと同じで、クセがなくあっさりしてるのに、旨みがある感じ。やっぱりこの出汁が決め手なのかもしれない。

普通のスーパーで手に入る材料でもこんなに美味しかったんだから、岡星さんの超絶テク&厳選食材で作ったら、どんだけの味になるんだろうか……と想像がふくらみます。 

ところで私は「美味しんぼ」のなかのイケメンNo.1は岡星さんだと思ってたんですが(クラシカルな角刈りに切れ長の目が、昭和の東映スターを彷彿とさせる……! ←仁義なき戦いファンなもんで)、ちょっと前に作中で鬱になってしまったと知ってびっくりしました。

山岡さんには「死ねよ」とか暴言吐かれたりしてるみたいだし……。が、ガンバ、精一(涙)!!




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