黒砂糖の水餃子

「美味しんぼ」17巻より
※【コマ引用】「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)17巻より

前回のよしながふみ先生の野沢菜水餃子のついでに、「美味しんぼ」の黒砂糖の水餃子にも挑戦してみました。

餃子をテーマにした至高vs.究極のメニュー対決で、究極側が切り札として最後に出した一品。一見ただの水餃子ですが、一口食べると…… あまーいっ!!

餃子のなかからトロリと出てきたのは、なんと黒砂糖。

「美味しんぼ」17巻より
※【コマ引用】「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)17巻より

思わぬ不意打ちに審査員も大喜びし、至高側に決まりかけた結果が逆転、究極側の勝利に終わります。

読んだ当時は、「そんな、後出しじゃんけんのメニューで逆転しちゃってええのん?」と、うすうす感じていた審査員陣の適当さに疑いが増しましたw

一方で「甘い餃子ってどんなだろー」と、ずっとあこがれてたメニューでもあります。 しかしこの陶人先生&京極はん、はしゃぎすぎでかわいい。


黒砂糖の水餃子 
作り方: 
毎度ですが、レシピは特にないので以下は想像再現。材料は黒糖、餃子の皮(厚めがおすすめ)のみです。

黒砂糖の水餃子 黒砂糖の水餃子 
最初は左の写真のように、黒糖のかけらをそのまま包んでたんですが、これはオススメしません。熱しても黒糖の粒がなかなか溶けなくて、食感が悪くなります(涙)。

なので、黒糖はできるだけ細かく砕いて使います(レンジで加熱すると砕きやすいっす)。 最初から粉状の黒糖を買っておけば、もっと楽にできたかも……。

黒砂糖の水餃子 黒砂糖の水餃子 
餃子を包むときは、皮が破れないように気をつけつつ、フチが開かないようにしっかり閉じます。 

熱湯で餃子をゆでます。強く沸騰させると皮が傷んで黒糖が流れ出てしまったり、プカプカ浮いてしまうので均一に火が通らなかったり、意外とむずかしい……。

黒砂糖の水餃子 

黒砂糖の水餃子 
そこで蒸す方法も試してみましたが、こっちのほうが皮が傷まない&火も通りやすいので簡単でした(皮が蒸し器の底にくっつかないように、下に青菜を敷くと安心)。

ただ欠点は、皮が乾燥しやすいこと。上から時々熱湯をかけつつ蒸すか、仕上げに茹でて皮をプルプルにさせるのがいいかも。 

外から見て、餃子のなかの黒糖が液状になったら引き上げます。引き上げるときも、皮が破れないようにご注意を。

黒砂糖の水餃子 
食べた感想:
つるんとした皮と、中の黒糖のとろっとした甘さは、中華のような和風のようなデザートといったところ。どこか八つ橋的な感じもして、意外と違和感ありません。 

しかしちょっと冷めると、黒糖が固まってざらっとした食感になってしまうので、熱々のうちにすぐ食べるのがいいかも。

もしくは小龍包方式で、黒糖をゼリー状にしたのを包んで熱すれば、その点解決できるかな? 餃子をたっぷり食べたあとには、いい口直しになるので、研究しつつまたチャレンジしてみようと思います。




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