ふたたび西村しのぶ先生「アルコール」1巻から、ミサオの作るシャケ雑炊。
大学のレポートを片付けるため、親友のユキちゃん(コンサバ美女)とお泊まりした日の夜食として登場するメニューです。
※【コマ・セリフ引用】「アルコール」(西村しのぶ/集英社)1巻より
一見普通の雑炊ですが、作り方にしのぶ先生らしいひねりがあって、思わずそそられます。
ユキちゃんの絶賛コメントが、どんな料理か解説してくれてるので、そのままご紹介。
「焼き鮭をほぐして刻み海苔と三ツ葉とともにごはんにのせ あつあつのカツオだしをかけていただくの アラレのかわりはカリカリに焼いた鮭の皮のところ……」 (ハアハア)
いやー、この説明だけでヨダレが……。 シャケの皮だけ、別にこんがり焼いて刻んであとからトッピングする、というのがポイントみたいです。
あと、玄米ラバーのミサオちゃんらしく、お米は玄米で再現してみることにします。
作り方:
湯をわかしてカツオで出汁をとり、漉しておきます。出汁はこのままでもいいけど、お好みで塩やみりん、醤油少々で薄く味付けしてもいいかも。
塩鮭(あまり脂っこくないもの&辛さはお好みで)をグリルで焼き、身が焼けたら皮をはがします。その後、皮のみ別途こんがりと焼きます。
土鍋に、炊いた玄米(お好みで軽く水洗いしてから入れても)、カツオ出汁、塩鮭のほぐし身を入れ、火にかけます。
米がお好みの固さになったら、塩で味付け(分量は塩鮭の辛さにあわせてお好みで)。火を止めて、三ツ葉、海苔、そして刻んだ鮭の皮をのせて完成です。
食べた感想:
ユキちゃんがハアハア状態になるのも納得するくらい、激ウマです。こんがり焼いた鮭の皮が香ばしいトッピングになって、サラサラっとお茶漬け感覚で食べられる雑炊。
簡単に作れるし、飲んだあとのシメにはこれ以上ないくらいぴったりだと思います。思わず二日連続で作ってしまった……。
しかし下戸なのに、酒飲みの気持ちがわかる料理を作れるミサオちゃんはスゴイ。いやもちろん、シラフで食べても美味しいんですけどね。
コメント
コメント一覧 (4)
シャケ雑炊、お待たせしました!!w
3巻に登場する料理、すごい気になってたので助かります!ありがとうございます[絵文字:i-189]
しかしどれもこれも、メニュー名だけで食欲そそりまくる……。フォーとか大好物なので悶えるくらい気になります……。ああー、でもやっぱ順番に読みたいから2巻を手に入れるまで、3巻は我慢しなくては。
私、西村作品は「一緒に遭難したいひと」をちょろっとと、エッセイの「下山手ドレス別室」しか読んでないんですが、ほかの作品もやっぱり料理満載なんですね!
購読してる「フィールヤング」で、来月号から3号連続で「RUSH」が載るらしいので、そこからチェックしてみます[絵文字:i-189]
「おいピータン」「ひまわり」も、機会があればチェックしてみますね~。メイジャンさん、漫画読むテリトリー広いなあ。
そうなんです、ほんとに描かれるライフスタイルが、自分のテキトーな生活を見直したくなってしまうくらいステキなんですよー!
モノを置かない暮らしって、簡単なようですごい難しいですよね……。
私も上京当時はわりとスッカラカンの部屋で暮らしてたけど、いつのまにかモノだらけの状態になってしまいました……。
シャケ雑炊はほんとに簡単で美味しかったので、ぜひ飲んだあとにお試しください[絵文字:i-270]
すっごく嬉しくて、手持ちの西村作品、全部読み返してしまいました。
この後の『アルコール』は、柑橘系のお話が続きます。
第3巻には、「おろし蕎麦」,オイルがじんわりの「オリーブの新漬け」,焼肉&婦人会のおろしポン酢に「甘夏とお醤油のドレッシング」,「あさりと香菜のフォー」などが登場~♪
でもですねー、もうご存知かと思いますが、他の作品にも美味しいものが目白押しなんですよね~。
10分で出来る「手打ちうどん」とか、「はまぐりと菜の花ごはん土鍋炊き」とか、秘密のシロップ入り「スコーン」、「不二家のホットケーキ」、“公楽”風シイタケのうま煮入り「木の葉丼」、「わんこ餃子(フカヒレ入り)」……
あぁ、も~止まりません。(笑)スミマセン。
西村しのぶまで抑えてあるなんて、今年も、このブログへの日参が欠かせない日々になりそうです♪
PS 全然、話は違って恐縮ですが、私的には、『おいピータン!!』や、市川ジュンの『ひまわり』も、「おいしい本」の筆頭として脳内インプットされてます。
「本好きの、食いしん坊上等」としては、これからのumebonさんのラインナップが楽しみで仕方ありません。
未読ですがカッコイイ雰囲気が満載であることが伝わってきます。
トランクをテーブル代わりにするなんて、何てカッコイイ!
そんなことを私が真似したら「この無精者!」と激しく罵られてしまいそう・・・。
でもこのシャケ雑炊は真似をしても罵られる事なく褒めてもらいそうです。
本当においしそう!