※【コマ引用】「トルコで私も考えた」(高橋由佳利/集英社)4巻より
正月に帰省したとき、実家の妹から「これ作っとくれ!」とレシピを託されました。
トルコ人男性と結婚した漫画家・高橋由佳利先生の現地レポート的エッセイとして、人気の「トルコで私も考えた」(流水りんこ先生「インド夫婦茶碗」、小栗左多里先生「ダーリンは外国人」と並んで、三大国際結婚漫画、と勝手に命名したい)。
トルコについて全然知らなくても、読むとむしょーーーにトルコに行きたくなる魅力を持ってます(うちの妹は実際に数週間滞在して、めちゃくちゃ良かったらしい。うらやましい……)。
今回再現してみる「スル・キョフテ」はトルコ風の肉団子スープ。日本にある食材でアレンジして比較的簡単に作れるらしいので、トルコ料理初心者としてはまずはこれから。
材料:
・牛ミンチ(お好みで牛豚合い挽きやラムでもOK)
・卵
・イタリアンパセリ
・洗った米
・トマトペースト
・乾燥ミント
・油
・塩コショウ
乾燥ミントは日本では見かけない調味料ですが、調べるとミントティーの葉っぱで代用できるらしい。ということで、ペパーミントのティーバッグを購入。
トマトペーストは日本のメーカーのものでOKみたいですが、折角なのでトルコの「サルチャ」を入手。
サルチャはトマトを煮詰めた濃厚なペーストで、日本でいうところの味噌的な定番調味料らしい。
私が買ったのは、ビン入りタイプ(目のすわったペンギンがトレードマーク)ですが、缶入りタイプもあるっぽい。
作り方:
牛ミンチ、米、刻んだイタリアンパセリ、卵、塩コショウをボウルに入れ、手で混ぜます。高橋先生はここに、玉ねぎのすりおろし少々も入れるらしいので、それも追加。
肉団子(キョフテ)を丸めます。大きさは「日本のつくね団子よりもっと小さく」ということで、直径1.5?2cmくらいでしょうか。
先生も書いてますが、プチサイズな肉団子はかわいくて、並べるとなんかムネがキュンとします。
鍋に油をひき、トマトペーストと乾燥ミント(ティーバッグの半量くらい)を炒めます。
鍋に水を入れ、煮立ったら肉団子を投入し、弱火でフタをずらして煮込みます。団子のなかの米が柔らかくなったら、塩で味を調えて完成。
直前に皿にレモンをふりかけていただきます(このレモンは必須アイテムらしいので、お忘れなく)。
食べた感想:
洋風でもエスニックでもない、独特の風味です。香辛料のミントは好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的にはハマる味付けでした。
米が入った肉団子もボリュームがあって食べ応えあり。トマトベースのスープはかなりあっさりした味付けなので、物足りない人はペーストを少し多めにしたりして、調整するといいかもしれません。
トルコ料理といえばケバブや伸びるアイスくらいしか知らなかった自分ですが、未知のスパイスや調味料と出会えたり、なかなか奥深そう。
高橋先生の漫画を手引きに、ちょこちょこ作っていきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
はじめまして、コメントありがとうございます!
「トルコ~」に反応してくださるなんてうれしいです[絵文字:e-420]
「トルコで私も考えた 21世紀編」、実家で借りて早速読みましたよー!
あこがれてたイマム・パユルドゥの作り方が載ってて感動しました。大きいナスが手に入る季節になったら、再現してみますね~。
いつも楽しく読んでます~。最初は、よしながふみさんの『きのう何食べた?』つながりでここに来たんですが、『トルコで私も考えた』まで登場するとは! ところで、5巻出てますよ~。巻数字なしで、サブタイトルが「21世紀編」になってるんです。探してみてください~。