東海林さだお先生の「おでんの丸かじり」で紹介されていた、魚すき。
名前のとおり、魚介版のスキヤキです。関西が本場ということで調べてみると、大阪の丸萬本家というお店の名物らしい(大阪出身だけど知りませんでした...)。
今ではすたれてしまった料理ということですが、東海林先生はその味を絶賛してたので、気になって作中のレシピを参考に作ってみました。
材料:
・スーパーで売ってる寄せ鍋セット(私が買ったのはエビ、タラ、サケ、ホタテ、野菜入り)
・追加の魚介類(今回は家にあった残り物の刺身とカニ)
・豆腐
・麩
・スキヤキのたれ
作り方:
スキヤキのたれを丼に入れて水で少し薄め、魚介類を1時間ほど漬け込みます。 漬け込んだ魚介類を引き上げ、漬けだれを鍋にあけて沸騰させます。
あとは通常のスキヤキと同様に、お好きな魚貝や野菜を入れて煮つつ、具を生卵にひたして食べます。
食べた感想:
魚の煮付けを、ちょっとずつ色んな種類楽しめる、という感じの鍋。
生卵をからめると、甘辛い味付けもさっぱり食べられます。 今回試した具のベスト5は以下のとおり。
1位:ホタテ
2位:カニ
3位;タラ
4位:エビ
5位:シャケ
通常の煮付けと同じく、淡泊な魚のほうが相性がいいのかな。あとカニやホタテ、エビの甲殻類、貝類は出汁の面でいい仕事してくれる気が。
丸萬本家のサイトの解説を見ると、お店ではタイやハモ、サワラなんかを使ってるみたいですね。
そしてシメにうどん。魚介のダシがたっぷり出た煮汁に麺をからませて食べると……まさに「わしらはもーケンタッキーの我が家には帰りたくねーでごぜーます」状態です。むしろこのうどんがメインと言ってもいいかもしれない。
でも最後に身もフタもない告白を……肉派の私は、やっぱり普通のスキヤキの方が好きですw(魚派の人向けのスキヤキなんでしょうね。東海林先生も魚大好きらしいし)。
コメント
コメント一覧 (2)
おおお、丸かじり傑作選お読みになってる最中なんですね!(うちにもありますw)
私は文庫化されてるものはほとんど読んでしまって、常に新刊に飢えてる状態なので、これからたくさん楽しめるまるまるさんが羨ましいです[絵文字:i-179]
海苔ご飯の話は、「ハガキを突き破る勢いで怒りの投書をする兵庫県の老人」の話が、本編と関係ないのに爆笑でしたw
おすすめの作品3冊……うわー、難しい!レシピが主体の本は、実は
「ショージ君の『料理大好き!』」(新潮文庫)
くらいしかないみたいですね。私も愛用してますが、簡単なおつまみから凝った料理まで網羅されてて、実用度では一番かもしれません。
丸かじりシリーズでは、「おでんの丸かじり」がレシピネタが比較的充実していた気がします。
あとレシピネタはありませんが、最近文庫化された「偉いぞ!立ち食いそば」もオススメです! 東海林先生が「富士そば」全メニュー制覇に挑む内容で、立ち食いそばでこんなに語れる先生に戦慄をおぼえますw 私はこれ読んで富士そばの春菊そばにハマりました……。
機会があれば、ぜひ!
という文庫本を買ったところです。
まだ、全部読んではいないのですが、凄く楽しい本ですね。
現時点でのお気に入りは海苔をご飯に巻く時、
醤油を内側につけるか、外側につけるかを延々と語ったエッセイです。
とにかく料理に対する視点が独特で面白い。
この魚のすき焼きも美味しそうですね。
麺類好きとしてはうどん画像にノックアウトでした。
umebonさんは今まで色々東海林先生の本を愛読されていると思いますが、
作りやすくて、色々な料理のレシピが掲載されている本で
umebonさんオススメのものはありますか?
3冊くらい教えて頂けると嬉しいです。