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「何食べ」16巻から、ケンジの作るドライカレーを再現してみました。

実家の売却が進み、なにかと忙しくなったシロさんの週末。
作り置きとしてケンジは「ドライカレーの素」をリクエストしますが、ドライカレー萌えのないシロさんはすげなく却下。

それなら…と、自ら作ることにしたのがこの料理。

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※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)16巻より

ところで、ドライカレーと聞いたとき、人が思い浮かべる料理は2パターンあります。
ひとつはキーマカレー風のペーストをご飯の上に乗せたもの
もうひとつは、ご飯をカレー粉で炒めたチャーハン状のもの

ケンジがドライカレーの話をしたとき、反射的に「お、どっち?」と身を乗り出してしまいましが、できあがりを見ると前者のペースト派のようです(特にコメントしていないので、シロさんも同じなのでしょう)。

このペースト派とチャーハン派に分かれる「真のドライカレーはどっちなんだ問題」、決着がつかないアンタッチャブルなトピックかと思っていたら、数年前のニュース記事で専門家が「ペースト状タイプがドライカレー」と明言していて、ああそうなのか……とスッキリしたような、「永遠にグレーのままでいてほしかったな…」となんだか寂しいような気持ちに包まれました……。

と、わりとマニアックな料理なのに妙に話が広がってしまうのがドライカレーという食べ物です。

動画も作ってみたので手順のご参考にどうぞ。

材料:(※分量は作中を参考にしてください)
01
・合いびき肉
・玉ねぎ
・ピーマン
・にんじん
・カレールー
・しょうが
・にんにく
・ナス(※オプション)

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フードプロセッサーにざく切りにしたニンジン、しょうが、にんにくを入れて軽くまわす。
そこに玉ねぎを入れ、さらにまわしてみじん切りにする。
(うちのフープロは小さくて玉ねぎは全量入りきらなかったので、この後別でまわしました)

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こんな感じ。

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フライパンにサラダ油を熱し、フープロにかけた野菜を半透明になるまで炒める。
合いびき肉を加え、火が通るまで炒め塩コショウする。

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カレールーと水を加え、溶かしながら煮詰める。

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ケチャップとウスターソースを加える。

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よしなが先生のあとがきにあった、ナスのトッピングが美味しそうだったので、追加で作ってみることに。

サイコロ状に切ったナスをしんなりするまで炒め、煮込んでいる途中に加える(最初の野菜を炒めるところで加えても良かったかもしれない)。

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続いてピーマンを加え、水分が完全に飛ぶまで炒める。
水分の目安ですが、フライパンを木べらでかき混ぜたときに水気が出てこないくらい、が目安かな(焦げなければOKかも)。

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平皿に黒米入り雑穀ご飯を盛り付け、その上にドライカレーを乗せる。
さらに半熟に仕上げた目玉焼きをトッピング。

黒米入り雑穀ご飯、シロさん家ではもしかして初登場かも?
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ミートソースもそうだけど、よしなが先生のひき肉煮込みは野菜たっぷりなのがうれしい。
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卵を崩していただきます。
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食べた感想:
玉ねぎ、にんじん、ピーマン…とたっぷり使った野菜のおかげで、スパイシーなのに甘みもしっかり。使ったカレールーは少量なのに、ばっちり味が決まっているのでご飯が進みます。

カレーみたいに煮込まなくても短時間でできるし、冷凍もしやすい。
いいねドライカレー!!」と、シロさんをみごとドライカレー萌えに転身させたのもわかる、ケンジのみごとなプレゼンテーションでした。

それから副菜の「のりとサニーレタスのサラダ」。
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ちぎったサニーレタスにごま油とポン酢をかけ、ちぎった焼きのりをトッピングしたもの。
ごま油の風味がチョレギサラダ風で、簡単なのにお箸が進みます。
カレーが甘めなので、こういう酸っぱめサラダはぴったり。


ドライカレーの余った分、ケンジはタッパーに入れて保存していたけど、私は1食分ずつラップに小分けで包んで冷凍保存しました。
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この冷凍ドライカレーと冷凍ご飯を1パック分ずつ会社に持っていってレンジでチンすれば、朝10秒くらいで用意できる、超簡単作り置き弁当になります(たまにゆで卵やスライスチーズも一緒に持っていく)。

あまりにも楽すぎて1週間連続で弁当にしたうえ、2回目も作ってしまった……。
私もすっかりドライカレー萌えです。



ドライカレーが登場するマンガ、こちらもどうぞ(これもペーストタイプ)

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