P1040270

koma
※【コマ引用】「舞妓さんちのまかないさん」(小山愛子/小学館)8巻より

「RUSH」の再現以来スコーン熱が高まってしまい、「舞妓さんちのまかないさん」8巻で気になっていたキヨちゃんのバナナヨーグルトスコーンも作ってみました。

しかしスコーン、もとい粉モノの世界は素人には沼すぎる…。簡単ですぐ作れるわりに、ちょっと手順や分量を変えるだけで出来上がりが微妙に変化するところが、なんとも研究心をくすぐられるのだな。「腹割れが~」とか言い出したら、おまえはもうスコーン沼に片足を突っ込んでいる…と言ってもよい。気が付けば、このバナナスコーンも試行錯誤しながら5回ほど焼いてしまった。

春の行事にGWの観光シーズンと多忙な日々が続く舞妓さんたちをねぎらうためか、8巻のキヨちゃん料理はピザとかパンの耳スナックとか、おやつ系のメニューが多くていつもに増して癒やされたのですが、このスコーンもそのひとつ。

一大イベントの「春のをどり」が終わっても、真面目なすーちゃんは通常営業。みんなよりも一足早く起きて、挨拶まわりの準備。しかし空腹には耐えられず、台所のキヨちゃんのもとへ。

すべてを察したキヨちゃんが、「すーちゃんのじゃまにならないごはん」として用意した朝食が、このバナナヨーグルトスコーン。バナナにヨーグルト、小麦粉、といつも台所にある材料でささっと作った、すーちゃんのためのスペシャルモーニング。

「舞妓さんちのまかないさん」に出てくる料理は、レシピの手順が書かれていないものが多いですが、小山先生の描く「絵」の情報量がすごいので、それだけでも十分参考になるのですよ…!

koma3
※【コマ引用】「舞妓さんちのまかないさん」(小山愛子/小学館)8巻より

このスコーンづくりの工程も、バナナとヨーグルトをつぶすところから生地をまとめるところまで丁寧に描かれていて、
「バナナとヨーグルトはこうやって混ぜればいいのか」
「生地をまとめるときの粉気はこれくらいでいいんだな」
と、文字はなくともコマの絵からしっかり読み取れるのです。というか、この美しい絵から「読み取る」作業がなんとも楽しい…至福

というわけでみなさまにも是非、解読作業を楽しんでいただきたいのですが、そうはいってられない方のために以下は(あくまでも)自己流の分量つきレシピです。

P1030997P1030999
バナナ(小さ目1本分、可食部50〜60gくらい)をちぎり、つぶしながら無糖ヨーグルト(大さじ山盛り2杯)とよく混ぜ合わせておく。

P1040002P1040003
薄力粉(200g)に砂糖(大さじ1 ※甘くするなら大さじ2~3くらい入れてもいいかも)、ベーキングパウダー(小さじ2)、塩(ひとつまみ)を加え、冷やしておいた無塩バター(60g)をスケッパーで細かく砕きながら粉とよく混ぜ合わせる。

バナナヨーグルトを加え、スケッパーで水分を含ませるように軽く混ぜ合わせ、手でひとつにまとめる(まとまりづらければ、無糖ヨーグルトor牛乳を少量足す)。

このへんでオーブンを200度に予熱しておく。
写真 2019-03-10 10 00 44写真 2019-03-10 10 00 05
打ち粉をした台の上に生地を取り出し、めん棒で伸ばす→たたむを2~3回繰り返す(バナナの粘度で生地がまとまりづらく、ちょっと大変ですが)。

最後に生地を↑の写真の角度から90度回転させて、長方形にまとめる。
写真 2019-03-10 10 02 17写真 2019-03-10 10 02 32
仕上げは牛乳or卵でもいいけれど、小山先生があとがきで練乳を塗っていると書かれていたので、マネしてみます。生地の上部全体にハケでまんべんなく塗ります。

写真 2019-03-10 10 04 23写真 2019-03-10 10 04 59
生地を包丁でスパっと8等分して正方形に仕上げ、オーブン用プレートに並べる。
腹割れスコーンにこだわる場合は、プレートに移すとき、包丁で切ったスコーンの断面に手で触れないように注意(うまく膨らまない可能性があります)。お好み焼きのヘラとか、ケーキ用スパチュラがあると便利です。




200度に予熱しておいたオーブンに入れ、15分~20分、様子を見つつ焼き上げます。
P1040203-2
腹がぱっくり割れたぞーー。

P1040218
濃いめにいれたコーヒーと一緒にいただきます。

P1040225

P1040302
食べた感想:
スコーンの醍醐味である外側のザクザク感はそのままに、ヨーグルトのおかげで中はしっとり、バナナの香りもふんわり。トップに塗った練乳のおかげで、カラメル風にこんがり焼けた表面も甘く香ばしくてたまらない。

時間がたつと、全体もしっとりした食感になるので、食べるときはお好みでトースターで焼き直すのもおすすめです。

こんな美味しい、特別な朝ごはんを大好きな友だちに焼いてもらえたら、嬉しいだろうな。最近は「尊い」という言葉も一般的になって、すーちゃんとキヨちゃんの関係性にキュンとするたびに、この言葉をウォーターを覚えたヘレン・ケラー級に噛み締めてます。
こないだ発売された9巻も尊かった。



スコーンの漫画飯はこちらもおすすめです。