「侠飯」のスナック料理

「侠飯」(薩美佑/福澤徹三/講談社)1巻より
※【コマ引用】「侠飯」(薩美佑/福澤徹三/講談社)1巻より

「孤独のグルメ」のヒット以降、「飯テロ系」が定番となったテレ東のドラマ金曜深夜枠。

生瀬勝久が、男子大学生宅に居候する料理好きのヤクザを演じた「任飯(おとこめし)」もそのひとつ。

生瀬さんといえば、私のなかでは「トリック」のヅラの刑事役とかサラリーマンNEOとか槍魔栗三助とか、コミカルなイメージが強かったので、最初放送を見たとき「この渋いおじさん、どなた? え、生瀬勝久? 生瀬勝久?(2回目)」と脳が一瞬混乱したくらいでした。

原作は福澤徹三氏の同名小説で、講談社でコミカライズもされています。
「ヤクザ×料理」も料理漫画のジャンルでは鉄板の組み合わせですが、漫画版「侠飯」もキャラクターのイメージは多少違いつつも(柳刃がドラマより若めかな?)、ドラマから興味をもった人でもすっと読みやすい内容になっています。

あとレシピがわかりやすいので(福澤先生のコラムも面白い)、ドラマを見て→マンガを読んで、相乗効果でわきあがる「作って食べてみたい」欲を満たせる仕様になっています。

今回は、第2話の「スナック料理」から、即席おつまみ3品を再現してみました。
柳刃いわく、「場末のスナック」の料理ということですが、実際に福澤先生が「夜の仕事」をしていた際に店で出していたメニューだそう。

(※分量は作品を参照してください)
炊飯
まずはご飯を炊きます。
ここもいつもの自分のやり方ではなく、柳刃式で。ミネラルウォーター、もしくは沸騰させて冷ました水道水で洗うのがコツです。

オイルサーディンの缶ごと焼き(工程)オイルサーディンの缶ごと焼き(工程)
次にオイルサーディンの缶ごと焼き
最初に、缶の油を半分捨てるのがポイント。醤油と一味を振り、レモンを絞ったらコンロでトロ火にかけます。

オイルサーディンの缶ごと焼き(工程)
くつくつとしばらく煮たら完成。

カマバター(工程)カマバター(工程)
続いて、今回のメインディッシュ的なカマバター
ボウルに卵とマヨネーズ、刻んだネギを混ぜます。
フライパンでスライスしたかまぼこをたっぷりのバターで炒めて塩コショウしたら均等に並べ、

カマバター(工程)
卵を流し入れて半熟に仕上げ、しょうゆを回しかけます。

リンゴチーズ(工程)リンゴチーズ(工程)
最後に、名前そのまんまのリンゴチーズ
リンゴをスライスして塩水にひたし、プロセスチーズ(作中では「切れてるチーズ」のカマンベール入り)をサンドイッチ状に挟むだけ。

柳刃特製、スナック料理3品の完成。
「侠飯」のスナック料理
安くてありきたりな食材ばかりなのに、あふれるご馳走感。

オイルサーディンの缶ごと焼き
オイルサーディンの缶ごと焼き。
冷えた状態でもそこそこ美味しいけれど、レモンが香る熱々のオイルサーディンはもはや立派な一品。お酒も進みます。

カマバター
カマバター。
半熟のとろとろ卵に、バターで炒めたかまぼこが意外な組み合わせだけど、どこか懐かしい味。
洋風とも和風ともつかない、独特な立ち位置も「スナック感」ありますね。

リンゴチーズ
最後にリンゴチーズ。パリっとしたリンゴに、チーズの塩気が◎。ウイスキーとかに合いそう。黒コショウを挽くと、全体がぴりっとします。

炊きたてご飯
3品をつまみに飲んでいるうちに、ご飯が炊けました。

ネギ飯
青ネギをしょうゆと一味、それからごま油であえたものをのっけて、

ネギ飯
混ぜれば「ネギご飯」。

炊きたてのご飯に、きざんだ味付けネギを混ぜただけ。それだけなのに、「酒の〆」として食べると、こんなに満足感のあるものになるなんて。
残しておいたオイルサーディンをここに足せば、さらに美味しい。

「任飯」はこのほか、ビーフステーキや生姜焼き、みそ汁もお気に入り。いずれも柳刃流の目からウロコなコツが満載で、勉強になります。レシピとしてもおすすめ。

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