「にがくてあまい」(小林ユミヲ)ヘルシーブラウニー、夏みかんのマーマレード添え

先日最終巻が出た「にがくてあまい」。
もう読めなくなるのは寂しいな…と思ったら、いよいよ今年の9月に実写映画が公開されるのだった。公式サイトを見たら、配役のビジュアルから期待できそうで楽しみ(主演の川口春奈&林遣都もよいですが、特にヤッさんと江田パパ、完璧すぎませんか…)。

「にがくてあまい」(小林ユミヲ/マッグガーデン)2巻より
※【コマ引用】「にがくてあまい」(小林ユミヲ/マッグガーデン)2巻より

今回は、ずっと作ってみたかった2巻のブラウニーとマーマレードを再現してみました。
渚とその母のほろ苦い関係を描いたエピソードに登場する印象的なスイーツですが、なかなか挑戦できなかったのは、マーマレードの材料の「夏みかん」が思いのほか入手しづらかったから。

最近は甘みのある「甘夏」が主流になっているせいか、近所のスーパーや百貨店ではなかなかお目にかかれず、通販で取り寄せようか迷っているあいだに旬を過ぎてしまう…というのを、繰り返すこと数年。
今年こそは忘れずに…とカレンダーにも「夏みかん」とメモしておいたのだ。

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届いた夏みかんとご対面。
箱をあけた瞬間に、胸がすっとする柑橘の香り。
実家では庭や畑に実っていたし、近所からもらう機会もたびたびあったので、あまりありがたみを感じなかったけれど、こうなるといまや貴重な果実なんだなと思う。

ひとつ味見をしてみたけれど、「あれ、こんなに甘かったっけ」と驚く。もっと顔がひんまがるような、苦すっぱいものだったはずだけど。
市販品の夏みかんは酸が抜けてから出荷されるというから、5月に届くものはわりと熟しているのかもしれない。

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まずはマーマレード作りから。
夏みかんは皮と実に分け、皮は薄くスライスする。皮の裏の白いワタはジャムのとろみに欠かせないペクチンが含まれているので、そのまま残す。スライスした皮は水に5~6時間ほどさらす。
実はタネを取りのぞき、房のまま適当に切る。

水にさらした皮は塩を入れたお湯でさっとゆでてアク抜きしてザルにとり、実の部分と一緒に再び鍋に戻す。

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ジャムをつくるときは白砂糖を使うのがふつうですが、「にがあま」は精製糖を使わないマクロビレシピなので、「米飴」を使います。
はじめて使うけど、褐色の水あめ風の食品で、そのまま食べても香ばしさがあっておいしい。

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夏みかん、米飴、塩少々、レモン汁を加えてとろみがつくまで弱火で煮る。

マーマレードの完成。
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夏みかん1キロ分で、500ml瓶2~3個分できます。ヨーグルトに入れてよし、肉料理に使ってよし。

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続いて、ブラウニーを作ります。
こちらもマクロビにもとづいた材料で、精製された粉や砂糖は使われません。

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地粉とココアパウダー、ベーキングパウダーは一緒にふるってよく混ぜておく。
別のボウルになたね油、メープルシロップ、豆乳、豆味噌を入れてよく混ぜる。
マクロビのスイーツに豆味噌はよく使われるみたいだけど、なんかこう、やっぱり勇気がいりますね…。

2つのボウルの中身をさっくりと混ぜ合わせ、軽く炒ったクルミを入れて混ぜる。

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型に流し入れ、180度のオーブンで15~20分。
(うちのしょぼい電気オーブンだと、写真のようなパウンドケーキ型だと中心まで火が通るのにレシピの倍ほど時間がかかりました。早く仕上げるなら、スクエア型などを使ったほうがいいかも)

夏みかんのマーマレードを添えていただきます。
「にがくてあまい」(小林ユミヲ)ヘルシーブラウニー、夏みかんのマーマレード添え

「にがくてあまい」(小林ユミヲ)ヘルシーブラウニー、夏みかんのマーマレード添え

食べた感想:
マクロビスタイルのブラウニーはしっとりしていて、チョコの香りが濃厚でめちゃくちゃ好み!
バターや砂糖を使ったレシピと比べても違和感ないです。食後が軽いので、いくらでも食べられそう。

マーマレードは市販のオレンジのものより皮が大きく食べごたえがあって、甘酸っぱさがほろ苦いブラウニーによく合います。まさに「にがくてあまい」、大人のおいしさ。

渚はこのスイーツを「実は(自分で食べるのは)苦手」と語りますが、彼のルーツがわかる重要なエピソードなので、きっとこのお菓子も映画に登場するはず。どんな描かれ方をするのか楽しみだな。

写真をいくつか撮り忘れてしまったので、詳しい作り方は動画でどうぞ。





夏ミカンの季節は残念ながら終わっちゃったよう…ですが、こんな市販品もありました。


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