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トマト味の料理って、自分で作るとなかなか味がビシっと決まらない。
ラタトゥイユもそのひとつで、夏野菜がでまわる時期になると作ってしまうのだけど、味見をしては「何かが足りない(ような気がする)…」としっくりこないまま食卓に出すこともしばしば。

なので「何食べ」9巻にラタトゥイユか出てきたときは、これは試さねば、という気持ちに。

「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)9巻より
※【コマ引用】「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)9巻より

愛用の激安スーパー、ニュータカラヤの閉店を知り絶望するシロさん。ほかのスーパーを偵察するも、「月の食費二万五千円」をかなえてくれるコスパの店があるはずもなく。
いきつけの店がなくなって途方にくれる気持ちは、自炊派も外食派も共感必至です。

ニュータカラヤで買った最後の食材を活用して作ったのが、今回の献立。

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作り方:(※分量は作品をご確認ください)
まずはラタトゥイユから(どうでもいいけど「ラタトゥイユ」ってキーボード打ちづらい)。
1cm角に切った玉ねぎを、みじん切りしたにんにくと一緒にオリーブオイルで炒める。このとき、鍋にふたをして中弱火で10分ほど蒸らし炒めする(焦げないよう、ときどきフタをあけて混ぜる)。

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ズッキーニとナスは縦四つ割りにしてから2cm幅に切る。
シロさんのセリフにもあったけど、ズッキーニって一昔前はおしゃれ野菜だったのに、今はすっかり手ごろな夏野菜として定着しましたよね。 庶民の側に下りてきてくだすってありがとう。
赤・黄パプリカは種ごと2cm角に切る。いつも取り除くので、「種ごと使うんだ!」とびっくり。

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ズッキーニ、なす、パプリカ(種ごと投入)の順に加えて炒め、トマト缶を入れ、コンソメキューブ、ローリエを入れ、鍋にフタをしてこのまま野菜の水分で煮込む。

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次にサラダの準備。サニーレタスはちぎり、きゅうりは斜め薄切りに。
ドレッシングは顆粒鶏がらスープ、塩、砂糖、こしょう、にんにくのすりおろし、酢、ごま油をよく混ぜたもの。

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汁物は「前日の残り」の吸い物をリメイク。豆腐とミョウガの吸い物に、オクラの小口切りと叩いた梅干しを加え、水で少し薄めて温める。
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このあたりでラタトゥイユが煮詰まってくるので、水分を飛ばして塩コショウで味を調え、乾燥バジルとオレガノを振って完成。

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最後にメインディッシュのムニエル。
生鮭は小麦粉とこしょうを振っておく(あとで味付けするので塩は降らない)。
フライパンに油を入れて熱し、中火で両面を焼いたら、合わせタレ(しょうゆ、みりん、酒、しょうがのすりおろし)を入れ、ひと煮立ちさせる。

夏らしい、和洋折衷の献立。
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ラタトゥイユ:
自己流で適当に作ったのと違って、味がしっかりキマってる…!
仕上げに水分を煮詰めるのがポイントなのかな。パプリカの種のぷちぷちもアクセントになっているし、オレガノとバジルの香りもさわやかで美味しい。

ラタトゥイユは冷やすとさらにウマくなる、まさに夏の常備菜のキングオブキング。何食べレシピも6~8人分の分量なので、数日たっぷり楽しめます。

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鮭のムニエル 和風しょうがソース:
洋風ではなく、しっかりご飯に合う和風のムニエル。酸味のある副菜のなかで、甘辛味のメインディッシュが引き立ちます。

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オクラと豆腐の吸い物:
豆腐のつるんとした食感に、オクラのとろみ、叩き梅の酸味がさわやかな、夏らしいお吸い物。
冷やしても美味しそう!

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シンプルグリーンサラダ:
名前のとおりシンプルなサラダ。
にんにくとごま油のきいたドレッシングはパンチがきいていて、ほかのサラダでも試してみたい味。


トマト味のお惣菜の悩ましいのは、ご飯のおかずとしてやや弱い、という点ですがこの献立なら味のバランスがとれていて心配なし。
こんなところにもシロさんの「甘辛酸っぱい」献立計画の法則が生きてるのね。

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