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「ぼのぼの」「のぼるくんたち」の個性的なキャラとシュールなギャグ。「Sink」「ガンジョリ」で描かれた“得体の知れない存在”への恐れ。「かむろば村へ」は、いがらしみきお先生の持つ2つの魅力が味わえる作品でした。

たくさん出てくる不思議な村の住民のなかで、癒やし系男子(メガネを外すとキュート)として登場するのが、物々交換の食堂(?)を営む「みんちゃん」。

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※【コマ引用】「かむろば村へ」(いがらしみきお/小学館)1巻より
作中では、みんちゃんが作る謎の郷土料理が度々登場するんですが、どれも主人公がめちゃくちゃ美味しそうに食べるもんだからたまりません。

今回は1巻に登場する「ホヤうどん」を再現してみました。元々仙台の郷土料理らしいですが、唯一見つかったのがNHKの「きょうの料理」のレシピ。レシピ内の「昔はよく食べたそうですが、今あまり食べる人がいなく残念です。」のコメントに、作る前から一抹の寂しさを覚えました……。

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ところでホヤってスーパーに売ってるんだろうかと心配しましたが、意外と普通に手に入りました。「今夜はホヤよー」「ワーイ」みたいなやり取りがされてる家庭ってあるんだろうか……正直よくわかんない存在ですよね。見た目もなんか凶器っぽくて、持ってたら職質されそうな雰囲気です。

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まな板の上で対峙して、どうやって中身を出すんだろう……と困りましたが、意外と簡単にズルリと果物みたいにむけます。ちょっと楽しい。身から肝(?)の部分を取って水洗いし、一口大に切っておきます。ホヤは2人分で2?3個あればいいかも。

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鍋に水をはり、貝をしばらく煮ます。数分でいい感じの色の出汁になりました。酒と塩、薄口醤油、お好みでめんつゆなどで味付けして、スープは完成。ゆでたうどんを入れ、ネギを散らして頂きます。

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食べた感想:
ホヤの独特の風味は好き嫌いが分かれそうですが(もっと新鮮なホヤだとまた違うんだろうなあ)、海の香りがするうどんって感じで、なかなかいいかも。アサリやカキみたいに、強烈な旨みは出ないけど、気がついたらスープを飲み干してる、みたいな味。得体の知れなかったホヤが、ちょっと身近になった……かな?