「ゴールデンカムイ」(野田サトル)の桜鍋

「ゴールデンカムイ」マンガ大賞おめでとうございます!
受賞会見、野田先生の裏話がいろいろ聞けて面白かったな。シャチは食べていないけど、鹿の脳みそはお食べになったそうですよ。

今回は、キナオハウの次に作った桜鍋をご紹介します。


「ゴールデンカムイ」(野田サトル/集英社)3巻より※【コマ引用】「ゴールデンカムイ」(野田サトル/集英社)3巻より
桜鍋は、すき焼きの馬肉版。
リスやカワウソが登場するこのマンガのなかでは、難易度的にまだイージーな食材です。 

アイヌの少女・アシリパさんが、「オソマ(う○こ)」と忌み嫌っていた「味噌」を、初めて受け入れたのもこの料理。
生まれて初めての味噌を意を決して口に運び、
「オソマ、美味しい!(パアア)」
と開眼するシーンは、感動的です。

思えば杉元は、彼にとって異文化のアイヌの食を、時おり無の境地になりながらも素直に受け入れてきたわけで。

料理はその土地で生きてきた人たちの知恵の集積なので、相手が普段食べているものをバカにしたり拒否することは、思っているよりも相手を傷つけたり、壁を作ったりする(好みはあるとはいえ)。「人のセックスを笑うな」じゃないけど、人の食べてるものだって笑ってはいけないのだ。

アイヌの食をそのまま受け入れる杉元を見てきたから、アシリパも味噌を食べる気持ちになったのでしょう。それ以外にあるのは淡い恋心なのか……わかりませんが、違う環境で生きてきた2人が真にパートナーになったことがわかるシーンでした。

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作り方:
ネットで取り寄せたすき焼き用の薄切り馬肉(国産と思ったら、カナダ産だった。確認ミス…)。 
牛肉よりもかなり濃い色です。
馬肉は「桜肉」と呼ばれますが、どう見ても桜の色じゃないわよこれ……。と昔の日本人に問いただしたくなったのですが、どうやら猪肉を「牡丹」、鹿肉を「紅葉」と呼ぶ流れで「桜」になったのでは、という説があるよう。なるほどうつくしい。

野菜はキャベツとごぼうを使います。今食べられている桜鍋も、この2つを入れることが多いみたいですね。キャベツはざく切り、ごぼうはささがきに。

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鍋に牛脂orラードを入れて熱し、ごぼうを軽く炒め、酒→砂糖→醤油を加えます(水分が足りなければ水も)。

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ここでオソマ…じゃなくてお味噌投入。

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ざく切りキャベツと馬肉を入れて火を通し、肉が硬くならないうちにいただきます。

「ゴールデンカムイ」(野田サトル/集英社)3巻より※【コマ引用】「ゴールデンカムイ」(野田サトル/集英社)3巻より
↑杉元がマイ飯盒のフタに生卵を溶いて食べるこのシーンがやたらと美味しそうだったので、真似してみました。

「ゴールデンカムイ」(野田サトル)の桜鍋
ミリタリーにそれほど興味なかったのです、飯盒って久々に実物見るとちょうカッコいいな……なんて洗練されたフォルムなんだ。職場用のお弁当箱にも使えるかしら。あだ名が「二等兵」とかになりそうですが……。

溶き卵にからめていただきます。
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食べた感想:
牛肉と比べたらやや硬いですが、臭みもなく旨みも充分。こういう野趣にとんだ肉なら、確かに味噌がぴったりかも。日本酒にも合わせると、すすみます。ヒンナヒンナ!
脂身が少ないせいかタレが絡みづらいので、味付けは通常のすき焼きよりやや濃いめにしてもよかったかな。


動画もあります↓
毎回漫画のイメージにあわせて勝手にBGM選ぶ作業(YouTubeに無料のライブラリがあるのです)が楽しいんですが、意外にラテンが合うと気づいた>ゴールデンカムイ



ちなみに3巻といえば血と肉と内臓満載の「ニヘイキッチン」も忘れてはいけません。
これは再現無理だわ…と思っていましたが、コメント欄で教えていただき、再現した方を発見! すんごい……!

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