「ホクサイと飯さえあれば」のミートボールスパゲティ
「ホクサイと飯さえあれば」(鈴木小波/講談社)1巻より
※【コマ引用】「ホクサイと飯さえあれば」(鈴木小波/講談社)1巻より
ミートボールのパスタといえばアメリカで定番の食べ物らしいけど、日本人からすると「アニメ飯」のイメージが強いんじゃなかろうか。
「カリオストロの城」でルパンと次元が奪い合うように食べていたし、もっと以前にはディズニーの「わんわん物語」でレディとトランプが1本のパスタをつたってキスをする名シーンもある。どちらも「誰かと一緒に食べること」を前提に描かれている。

しかし「ホクサイと飯さえあれば」で、主人公のブンちゃんが
ご飯は1人で食べた方が絶対に美味しい!!!
と力説をするのは、ほかでもないミートボールのスパゲティのエピソード。

大学のランチタイムは友達と…ではなく、わざわざ自炊するために帰宅するブンちゃん。それを見た謎の少年(幽霊)が「一人飯って美味しくないじゃん」とつぶやくのに対し、言い放つセリフです。

愛と食卓をうたうグルメ漫画にあるまじき主張に思えるけど、よく言ってくれた!と溜飲を下げたのは私だけじゃないはず。
みんなで食べればおいしい、それはもちろん正義だけど「ひとりで食べる豊かさ」もあるのだ。孤食界のカリスマ・井之頭五郎先生もおっしゃっている。

もっと言うなら「美味いものはひとりで、マズいものはみんなで」がぶっちゃけ理想だよね、と思ってるけど、これ以上は人格を疑われそうなので口をつぐむことにする。
玉ねぎを炒める 玉ねぎを炒める2
作り方:(※分量は作品でご確認ください)
みじん切りした玉ねぎをよく炒め、粗熱をとっておく。

ボウルに材料を
ボウルに豚ひき肉、粗熱をとった玉ねぎ、牛乳にひたしておいたパン粉、塩コショウを入れてよくこねる。

丸める 並べる
ミートボールのタネを20個分、ピンポン玉程度の大きさに丸めます。タネはけっこう柔らかいので、手に油をつけたほうがまとめやすいかも。

にんにくと鷹の爪 トマト缶
フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りしたニンニクと鷹の爪を香りが出るまで炒める。トマト缶を入れて塩コショウし、8割程度になるまで煮詰める。

ミートボールを焼く
別のフライパンに油を少量入れ、ミートボールを裏表を返しながらコロコロと焼く。作中のコゲ目がおいしそうなので、しっかり目に焼きました。

レンジでパスタ
そろそろパスタを茹でますが、コンロは2つとも埋まっちゃってる…。そこで便利な小道具として登場するのが、電子レンジでパスタを茹でられる調理アイテム。
これわが家でも以前から愛用していますが、2コンロの家庭には涙が出るほど便利(鍋で茹でるより時間かかるのが難ですが)。

作中でも描写されてるけど、電子レンジを操作して、2つのフライパンの面倒を見て…と、台所でくるくる回るせわしない状態になります。

煮込む なじませる
パスタをレンジでチンしている間に、焼いたミートボールとトマトソースのフライパンに移して煮込みます。パスタがゆであがったら、茹で汁を切ってフライパンにうつし、ぐるぐると混ぜてトマトソースとなじませます。

バジルを振りかけたら完成。
「ホクサイと飯さえあれば」のミートボールスパゲティ
わー、まさにあのビジュアル。

リフト
食べた感想:
食べても食べてもなくならないゴロゴロのミートボールと、じっくり煮詰めたトマトソース。
大人になると色々こじゃれたメニューを食べてパスタ経験値も上がってるものですが、やっぱり原点はこれなんやで。

ミートボールって普段は合いびき肉で作っていたのですが(ハンバーグの延長線のイメージで)、豚ひき肉オンリーで作るとこんなにやわらかでジューシーになるとは知らなかった。

夢みたいなビジュアルのガッツリパスタは、ひとりで恍惚と食べても、誰かと奪い合うように食べても、どっちでも美味しい、という当たり前の結論に達しました。


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