「きのう何食べた?」ローストビーフもどき、アクアパッツァ ほか
週刊モーニング2013年8月29日号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)
※【コマ引用】週刊モーニング2013年8月29日号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
「きのう何食べた?」モーニング最新話のメニューがかつてない豪華回で思わず興奮(ネタバレのため単行本派の方は読み飛ばしを~)。
・ローストビーフもどき
・きんきのアクアパッツァ
・ゴージャスグリーンサラダ

「あれ、読む漫画間違えた…?」と思ってしまうラインナップですが、MOCO'sキッチンでもELLE a tableでもなく正真正銘「何食べ」メニューです。

週刊モーニング2013年8月29日号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)
※【コマ引用】週刊モーニング2013年8月29日号「きのう何食べた?」(よしながふみ/講談社)より
小日向さん&ジルベール家の冷蔵庫が壊れてしまい、食材の緊急避難先として選ばれたのがシロさん宅。

小日向家はおセレブであらせられるので、持ち込まれたストック食材も高級肉に高級魚、オシャレ野菜に調味料……。近所のスーパーで底値をチェックして買い物する庶民派・シロさんの度肝を抜きます。
まるで革命から逃れた貴族がつつましい民家に身を寄せるかのような状態。

収納しきれない食材はここで調理を……ってことで、急遽助っ人として呼ばれたのが、おなじみのベテラン主婦・佳代子さん。(シロさんの「ホラ俺と小日向さんの共通の知り合い!最強の助ッ人ですよ!」のセリフで思い浮かんだのがなぜか4巻に出てくる「ヨシくん」だった私……)

彼女の腕にかかれば、シロさんでは手に負えない高級食材も簡単&おいしい料理に見事に変身していきます。
ゴージャス材料
こちらがその高級食材、きんきとローストビーフ用ももブロック(ドヤ撮り)。
きんきって金目鯛みたいなものかと思ってたら、全然違うんですね。一匹2000円……。ももブロックはグラム600円……。普通に家計からひり出すと憤死しそうなので、使い道に迷っていた商品券を一部活用しております(白目)。

たれ
正気に戻って、ローストビーフ作りから。
鍋に醤油、酒、水を順に計って入れ(この順番なら計量容器が汚れない、というサスガの知恵)、ニンニクのスライスを投入し火にかける。

肉投入 肉投入2
菜箸で火の通り確認
ももブロック(マンガでは解凍の工程があるけど、今回はそのまま)を沸騰した鍋に入れて1分45秒煮る。これを側面の四面分繰り返す。火を止めて菜箸を刺し、抵抗がありつつ奥まで刺さるくらいに仕上がればOK。
そう、「ローストビーフ」と言いつつ、「煮豚の牛肉版(すごいレアの)」という感じになるようです。

たれ急冷
肉を取り出し、煮汁は再沸騰させてからボウルに移して底に氷水をあてて急冷する。

ジップロック
煮汁の粗熱がとれたら、肉を戻し入れて冷凍庫で1時間冷やし、その後冷蔵庫へ。作中ではタッパ―だったけど、スペースがないので今回はジップロックで。
ローストビーフはこれで準備完了。いやー、簡単! オーブンとか使わなくていいのがうれしい。

レタスとベビーリーフ
肉を冷やしている間に、ゴージャスサラダの準備。レタスとベビーリーフは洗って水けをきっておく。

紫タマネギ アスパラ
紫タマネギは繊維に逆らって薄切りにし水にさらす。4等分したアスパラは塩を入れた熱湯でさっとゆで、引き上げた同じ熱湯で3等分したいんげんもゆで、冷水にとって色止めする。

きゅうり
きゅうりは皮を縦に3か所ほどむき、厚めに小口切り。

アンチョビペースト ドレッシング
ドレッシングはアンチョビペースト(チューブ状のもの。これ便利!)、粒マスタード、酢、オリーブオイル、塩、砂糖、コショウを混ぜ合わせる(粒マスタードに酸味があるので、酢は少な目でいいかも)。

きんきに塩 鍋に材料
最後にきんきのアクアパッツァ。
きんき(内臓とウロコはお店で処理してもらっとくとラク)は水けをふき、両面に塩をふる。
鍋にきんきを入れ(入りきらないので尻尾はカット)、つぶしたニンニク、イタリアンパセリの茎と黒コショウの粒、白ワイン、オリーブオイル、水を入れて火にかける。

冷凍あさり フルーツトマト
煮立ったら冷凍あさりを入れてアクを取りながら煮、プチトマト(糖度高いやつ)を投入。最後にイタリアンパセリの葉を散らして完成。

ローストビーフを切る ローストビーフを切る2
このへんで冷蔵庫に眠らせておいたローストビーフを取り出してスライス。
買った肉がかなり厚みがあったのでもうちょっと加熱してもいいかなと思ったけど、せっかくの1129だしレア肉大好きなのでこのままゴーだ。

「きのう何食べた?」ローストビーフもどき、アクアパッツァ ほか
食卓が……なんかすごいことになっちゃったぞ!(井之頭風)
ゴージャスだけど佳代子さんテクで労力はそれほどかかってない、という事実にあらためて驚き。これぞなんでもない日のご馳走。

ローストビーフもどき
まずは「ローストビーフもどき」から。
「大ちゃんのいつも作るローストビーフよりおいしーんですけど!!」というジルベールの心無い一言も納得できるほど、確かにオーブンで作る本格派レシピと比べて遜色ないです。
煮汁も醤油とニンニクだけなのに、そうと思えないおいしさ(そういえば東海林さだお流チャーシューも、味付けは醤油だけだけどビックリする味だったもんな)。
佳代子さんいわく、コツは「いい牛肉を使うこと」らしいけど、だからこそシンプルな工程でおいしいのかも。
ホースラディッシュorわさびと一緒に食べてもうまい。

ゴージャスグリーンサラダ
ゴージャスグリーンサラダ。ドレッシングは食べる直前にかけます。
レタスにアスパラ、インゲン……と緑のなかに、紫タマネギの彩りがすてき。粒マスタードの酸味、アンチョビの香りがきいたドレッシングもおいしい。

アクアパッツァ
アクアパッツァ。材料ぶちこんで煮るだけの簡単料理なのに、きんきがホロッホロでとろけるよう。ひとり一匹食べたい……。

おじや
あさりの出汁やオリーブの香りがきいたスープもおいしくて飲み干したいところだけど、最後のおじやのために耐えます。シロさん家流に、一度水洗いして粘りをとった白ご飯を使います(さらっと仕上がるので好み)。

アクアパッツァのおじや
おじや、うますぎ……。これしか言えない。
総材料費を計算したら、「外食したほうが安いんでは……」と我に返ってしまいますが、このシメのおじやなんて、家でしか味わえないごちそうかも。
そして高級食材にも臆せず、絶妙な主婦アレンジで仕上げてしまう佳代子さんはやっぱりすげー、と思ってしまうエピソードでした。&ジルベールが普段どんだけいいもん食べさせてもらってるのかも気になる……。

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