「青みゆく雪」豚コマ酢豚の夕飯

豚コマ酢豚

三十路を超えたら急激に失われていくのが、肌の水分と、トキメキ感受性。補給しようと思って少女漫画を読んでも、「ちょっとやそっとの描写じゃ、もうときめかない体になってんのよ、こっちは」と心が複雑骨折気味の自分でも、宇仁田ゆみ先生の漫画にはすんなりトキメけるのです。スキトキメキトキスー(なつい)。

「うさぎドロップ」で一般に広く知られるようになった宇仁田先生ですが、ほかにも「トリバコハウス」などさわやかな名作ぞろい。
最新作のひとつ「青みゆく雪」は、同じアパートに住む中国人留学生の青(セイ)と、日本人の雪子の恋を描いたラブストーリーですが、二人の間にそびえる「言葉の壁」が、ときにはおかしく、もどかしく、それでも少しずつ関係が進むまじめな恋愛もようが、相変わらず心地いい。
(宇仁田作品の「健全さ」と魅力については、紙屋研究所さんのコラムがすばらしいのでぜひ)

「青みゆく雪」(宇仁田ゆみ/小学館)1巻より
※【コマ引用】「青みゆく雪」(宇仁田ゆみ/小学館)1巻より
青君は料理が得意で、アパートの外で雪子の足音が聞こえたとたん「メシ食ったか!?」と声をかけるのが常。

実際に中国から来た留学生って、よその国と比べて料理作れる子が多いと聞いたことあるけど、青君が雪子のために作る中華料理の献立も、どれもめちゃくちゃおいしそう。

「青みゆく雪」(宇仁田ゆみ/小学館)1巻より
※【コマ引用】「青みゆく雪」(宇仁田ゆみ/小学館)1巻より
そのひとつが、酢豚ときゅうりの甘酢漬け、冷やしワンタン、杏仁豆腐の夕食。

酢豚は予算の関係で「大きい肉」が買えず、豚コマをまとめたもので作るんですが、そのひと工夫がなんともすてき男子。
酢豚以外は特に詳しい描写はありませんが、また適当に想像して作ってみることにしました。

下味 豚コマをまとめる

「青みゆく雪」(宇仁田ゆみ/小学館)1巻より
豚コマ酢豚:
ボウルに豚コマ肉を入れ、酒、しょうゆをもみこんで下味をつける。
これを直径2~3cmにくるくるまとめて、卵1個と片栗粉大さじ3を混ぜたコロモにからめる。
これでお安い豚コマが、立派な「でけェ肉」に!給料日前に助かるテクですね。

豚肉を揚げる 揚げた肉
でけェ肉を中に火が通るまで揚げる。

酢豚 炒める
中華鍋を熱して油を入れ、ニンジン(事前に下ゆでする)、タマネギ、ピーマンを炒め、別皿に取り出しておく。

肉に甘酢からめる からめる
砂糖、しょうゆ、黒酢、酒、鶏がらスープを混ぜ合わせて中華鍋に入れて煮立たせ、水溶き片栗粉でとろみをつける。ここにさっき揚げた豚肉を入れてからめる。炒めた野菜を中華鍋に戻し、全体にあんをからませて完成。

酢豚
食べた感想:
豚コマをまとめた「疑似塊肉」は、本物の塊肉で作るよりもやわらかくて食べやすい!でも食べごたえはあるので、満足感は変わりません。低コストなのにおいしいって、なんて素敵なんだ。
あんは、今回は黒酢で作ったけど、定番のケチャップ仕上げでもおいしそう。

以下、ほかのメニューも。中華オンリーの献立ってあまり作らないから、なんか新鮮。

きゅうりの甘酢漬け

きゅうりを漬ける
きゅうりの甘酢漬け:
縦割りし、塩もみして1時間ほど重ししたきゅうりを水洗いし、甘酢(しょうゆ+砂糖+酢)とショウガの千切り、鷹の爪、ごま油で漬ける。
大量に作っておくと、ごはんのおかずにも酒のつまみにもいいですね。

冷やしワンタン
冷やしワンタン:
メインが酢豚なので、こっちは魚介系の具がいいなあ……ということで、こちらのレシピを参考にして作ってみました。タレは練りゴマベースにアレンジ。
盛り付けの時点で気が抜けちゃって、見た目悪くなっちゃったけどorz、プリプリでうまい!
(これもたくさん作って、翌日は鍋にしました)

杏仁豆腐
これはセリフにしか出てこないけど、デザートに杏仁豆腐も(インスタントの粉で作る手抜きです)。
濃厚クリーミーなやつも好きだけど、こってりした中華メニューのあとは、やっぱ昔ながらのさっぱりしたタイプがいいなー。

しかし別に統計とったわけではないけど、マンガのなかで、最近は男子が女子に料理を作るシーンが増えてるような…。これも時代ですかね。よくわからんけど、ええこっちゃ!

このエントリーをはてなブックマークに追加