アンティーク ブッシュ・ド・ノエル

今年のクリスマスは去年に続き、よしながふみ先生メニューにしてみました。

「西洋骨董洋菓子店」に出てくる、ブッシュ・ド・ノエルです。 イブは一年で最もケーキ店が忙しくなる日。「アンティーク」も例外ではありません。

パティシエの小野がクリスマスケーキとして提案したのは、2つのブッシュ・ド・ノエル。

ひとつは小さめサイズでココアスポンジにマロンのバタークリームの正統派。もうひとつは大きめサイズで、イチゴのショートケーキをアレンジしたもの。

「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より
※【コマ引用】「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より

 オーナーの橘は、一流パティシエのいる店でなにもショートケーキなんて作らなくても…と、難色を示しますが、小野は日本人に一番なじみ深い定番ケーキを、多くの人が洋菓子を食べるクリスマスにこそ提供したい、と説得します。

「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より
※【コマ引用】「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より

確かにショートケーキって日本独特のケーキらしいけど、一流パティシエの小野の手にかかるとどんな美味になるのか、想像もつきませんよね。このケーキを試食したエイジと千影の恍惚の表情がまたすごいしw

作中にレシピはありませんが、エイジに小野がレクチャーするシーンに多少のヒントがあります。 まず、生クリームは泡立てすぎす、牛乳の風味が残るようにバニラビーンズは控えめに。

そしてスポンジは、ロールする前と最中にシロップを丁寧に塗ってしっとりと仕上げるよう。 お菓子作りはほぼ初心者の私が作るには、ちょっと難易度高そうですが、こんな機会もないとケーキなんてなかなかチャレンジできないので、頑張ってみることに。

ホワイトチョコ2 葉っぱに塗る
葉っぱのチョコレート(デコレーション用):
ケーキの上に乗っている葉っぱのようなものは、こちらのレシピを参考に、リーフチョコとして再現してみます。 市販のホワイトチョコを細かく削り、湯煎でよく溶かします。

これを葉っぱ(クリスマスってことで、今回はポインセチアの葉※を使いました)の表面に塗ります。厚めに塗ったほうが、あとではがしやすいよう。

※コメント欄でご指摘いただきましたが、ポインセチアの葉は有毒成分が含まれているようなので、ほかの植物をご使用ください。知識不足で申し訳ありません。コメントくださった通りすがり様、干し草様、ありがとうございましたm_ _m

はがす 葉っぱチョコ
冷蔵庫に入れて冷やし固め、つまようじなどを使って丁寧に葉っぱからはがします。葉脈の模様が出て、本物っぽい仕上がりに。かわいいー

卵と砂糖泡立てる 卵と砂糖泡立てる2
ショートケーキ風ブッシュ・ド・ノエル:
ブッシュ・ド・ノエルについては、こちらのサイトにショートケーキっぽいタイプのレシピがあったので、参考にさせていただきました(牛乳のぶぶんを、溶かしバターに変えてみたりしてます)。

大きいボウルに卵3個と砂糖60g、はちみつを大さじ1入れ、湯煎で人肌程度に温めながら、ハンドミキサーでもったりするまでよく攪拌します(右の写真の状態はまだ足りないかも。泡立て器で「の」の字が書ける程度まで)。

薄力粉入れる 生地をならす
バニラエッセンスとふるった薄力粉70gを入れてさっくり混ぜ、溶かしバター大さじ10を加えて、さらに混ぜます。ここの工程がスポンジの質を決める重要ポイントらしいのですが、泡がしぼんでしまったので失敗かも。・゜・(ノД`)

ロールケーキ型に生地を流し入れ、表面が平になるようによくならします。180度(予熱なし)のオーブンで20分ほど焼きます。

ケーキを冷ます シロップ
スポンジが焼きあがったら、ケーキクーラーにのせて(うちは魚焼きグリルの網で代用w)粗熱をとり、ラップしておきます。 スポンジが冷めたら、シロップ(グラニュー糖と水を煮詰めたもの)とキルシュを1:1で割ったものを、焼き目のほうに軽くぬります。

生クリーム36%
生クリームは、あっさり仕上げたかったので、36%のものにしました。これとグラニュー糖、バニラビーンズ(小野さんのアドバイスどおり控えめに)を加えて、さらに練乳、牛乳少々を入れ、氷水にボウルをつけて冷やしながら泡立てます。

いちご 巻く
シロップを塗ったスポンジに、生クリームを均一に塗り、手前の部分に縦半分にカットしたイチゴを並べます。 これを端からシロップを塗りつつ巻いていくのですが、スポンジが厚すぎたのか、巻きにくい…(T益T)

生地の一部割れちゃったりしてパニックになりましたが、な、なんとか巻終わりました。

端っこをカット デコレーション
冷蔵庫で10分ほど寝かせ、ケーキの両端2?3cmをカットします。 カットしたケーキの一片を天辺にのせ、生クリームを片目口金で絞り出しながらデコレーションします。

なんか汚くなったけど…最後にフォークやらヘラやらで適当に手直してごまかしつつ。 チョコプレート(今回は市販のやつで手抜き)、葉っぱチョコレートを飾って完成。

アンティーク ブッシュ・ド・ノエル
後ろはこんな感じ。ぽこっと出たクリーム部分は、株から生えたキノコのつもりだったんですが…見えないですねw

アンティーク ブッシュ・ド・ノエル(背面)

ブッシュ・ド・ノエル 切れ端
食べた感想:
切り分けたらこんな感じ。やっぱりスポンジが厚すぎたかも。全然ロールケーキになってないな~。 味ですが、やっぱりスポンジがちょっと固くなってしまった。シロップもあまりたくさん塗れなかったので、「ジュワッと」した食感にはならず、残念。

でも生クリームは、牛乳の風味が残る軽い感じに仕上がってほっとしました。 ケーキ作りって、やっぱり素人には難易度高いなあ…と、あらためて洋菓子のプロを尊敬。でもやっぱり料理とまた違う楽しさがあるので、また懲りずにチャレンジしてみたいなー。


アンティーク クリスマス

「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より 
※【コマ引用】「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ/新書館)2巻より 

そのほかに作ったのは、スモークサーモンを入れたスクランブルエッグと、玉ねぎとオリーブだけのピッツァ。

嵐のようなイブの日を乗り切ったアンティークの面々が、残り物で作った料理で乾杯する、ちょっと素敵なシーンのメニューです。これもレシピはないので、想像で再現。

余ったサーモンを入れたスクランブルエッグ

スモークサーモンのスクランブルエッグ1 スモークサーモンのスクランブルエッグ1 
余ったサーモンを入れたスクランブルエッグ: 
卵2個に牛乳大さじ1、塩コショウ少々を加えてよく混ぜます。 フライパンを熱してバターをいれ、卵を流し入れてかき混ぜます。

ざく切りにしたスモークサーモンを入れて、卵が半熟になったら火を止め、余熱でかき混ぜつつしっとり仕上げます。上にチャービルを飾る予定だったんですが、忘れてた…。 

食べた感想: 
ふわっとした優しい味のスクランブルエッグに、スモークサーモンの塩気がきいて、手軽なおつまみに。サンドイッチにしても美味しいかも。

玉ねぎとオリーブだけのピッツァ

ピザ生地 
玉ねぎとオリーブだけのピッツァ: 
ピザ生地は、無印良品の全粒粉のピザ用ミックス粉を使いました(これ、手軽でお気に入りです)。粉と水を練って生地を作って3等分し、30分寝かせて伸ばします。

山羊のチーズ バーナー 
具は黒オリーブと玉ねぎだけ、ソースはトマトソースにするとして、やっぱりチーズも入れたいよね、ということで山羊のフレッシュチーズを使うことに(クリスマスエピソードの冒頭に、山羊チーズのピッツァが出てくるので)。

生地にソースを塗ってオリーブと玉ねぎ、山羊のチーズをのせてオーブンで焼き、仕上げにバーナーで焦げ目をつけました。 

食べた感想: 
山羊のチーズは、昔食べた時はクセがあって苦手だったんですが、焼いてピザにして食べるとそのクセが独特の風味になって、美味しい! シンプルだけど、気に入ってしまいました。 

というわけで、一日おくれになってしまいましたが、メリークリスマスです。年末まで、あと一息。がんばりましょう!

アンティーク クリスマス


西洋骨董洋菓子店 2
よしながふみ
白泉社
2018-01-26


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