イタリア風ドーナツ

「美味しんぼ」50巻に出てくる、イタリア風ドーナツを作ってみました。結婚以降の巻を読むの、久しぶりだなー。

東西新聞乗っ取りの一大事を描いた、「黒いマスコミ王」のエピソードに出てくるメニューです。

ドーナツ風の生地のなかに、モッツァレラチーズとパルミジャーノチーズ、パセリが入ったもの。岡星さんいわく、「イタリア風」と付いているけれど、実際はフランス料理らしい。 

「美味しんぼ」50巻より
※【コマ引用】:「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)50巻より

この料理をヒントに、山岡は東西新聞を乗っ取ろうとする金上社長の弱点をつかみます。

しかし 「何か問題が起こる」→「岡星に集合」→「精一さんが料理を出す」→全員「うめー」→山岡「ハッ!!」 の流れは、もう様式美ですな。

この流れ見ると、毎回見計らったかのようにベストな料理を出す精一さんが、実は黒幕なんじゃないか、と思えてきますw

「美味しんぼ」50巻より
※【コマ引用】:「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)50巻より

さて、これがその金上鋭社長(上図)。 笑顔、超こわい。

なんだかんだ言って「美味しんぼ」って、これまで「根はいいヤツ」な悪役がほとんどだったので(代表格:海原先生)、ほんまもんのヒールが出てくるこのエピソードは、最初から最後までハラハラしてしまいました。


チーズとパセリ 
作り方: 
1.細かく切ったモッツァレラチーズ、すりおろしたパルミジャーノチーズ、パセリのみじん切りをボウルに入れてよく混ぜます。パルミジャーノは、結構たっぷり入れたほうがいいかも。

チーズとパセリ2 
2.ほぐした卵(卵黄2:卵白1 の割合)を入れ、塩コショウを入れ、さらに混ぜます。ここの塩は、少々キツめにしたほうがいいかもです(でないと、ちょっと味がぼんやりする)。

ドーナツ生地 ドーナツ生地2 
3.次にドーナツ生地を作ります。別のボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、卵、溶かしバター、牛乳を入れてよく練り、まとめます。 

型抜き 型抜き2 
4.麺棒で(3)の生地を厚さ3mm程度にのばし、グラスなどを使って、直径5?6cmにくり抜きます。

包む 包む2
5.くり抜いた生地を1枚手に取って少し広げ、中央に(2)のチーズをのせ、もう1枚の生地とぴったり合わせて包みます(「美味しんぼのレシピ本」によると、卵黄を生地に塗って貼り合わせるといいらしい)。

餃子と同じく、チーズを入れすぎると、皮からはみ出て包みにくくなるので適量で。

揚げる 揚げる2 
6.包んだ生地を、熱した油でキツネ色になるまで揚げます。

ベーキングパウダーのせいか、揚げると生地がプワーっと膨らむのが面白い。 冷めると美味しさ半減なので、揚げたての熱いうちにいただきます。 

イタリア風ドーナツ 
割ると、中からモッツァレラチーズが。汁気が飛び出すこともあるので、ご注意を。

イタリア風ドーナツ 
食べた感想: 
外側はサクサクしてて、中はモッツァレラチーズがモチモチ。その意外な食感が楽しいです。

「ドーナツ」の名前から甘い味を想像しちゃってましたが、まったく甘くありません。生地に味はほとんどなく(わりとモソモソしてる)、味付けはチーズソースだけなので、パルミジャーノの量はたっぷり&塩をキツめにして正解だったかも。

物足りなければ、ケチャップとかつけても合いそう。 私はホットケーキミックスの生地で、甘いドーナツ風にしても美味しいかも……と思いましたが、家人はこのあっさりした味付けが好み、とのこと。

スナック風のおやつですが、お酒のつまみにもなりそうな美味しさでした。




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