鯛の揚げ団子のかんと煮

「美味しんぼ」16巻より
久々に「美味しんぼ」から作ってみました。16巻の鯛勝負のエピソードに登場する、鯛の揚げ団子のかんと煮(だき)です。
※【コマ引用】:「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)16巻より

学者・大辻先生の編纂した美術史事典の完成を祝って、京極さんが宴席を設けることに。その席で、なりゆきで山岡と海原雄山が「鯛料理」をテーマに対決。
鯛を中華風に姿蒸しした山岡の料理に対し、雄山は鯛の揚げ団子をかんと煮(おでん)にした料理を出し、これがおでん好きの大辻先生に大好評。勝負は雄山の圧勝に終わります。

しかしこういう他人のお祝いの席で料理勝負という流れって、初期の「美味しんぼ」で何度か見かけますが、主賓の立場からするとどんな気持ちなんでしょうw ありえないですが例えば、自分の誕生日パーティに山岡と雄山が対決したりするシチュエーションを想像してみると……いたたまれなさすぎる……。ケンカはやめて争わないでー!ていうか普通に祝ってー!と竹下まりや状態になりそうです。

鯛
作り方:
さて作るにあたって、まずは鯛をゲットせねば。近所の鮮魚店で、ちょうど小ぶりの真鯛が丸ごと売られてたので、三枚おろし&皮をひいた状態にしてもらいました。
小ぶりの真鯛1匹で、団子2人前(10個前後)くらい作れると思います(なければ、切り身のパック売りのやつでもよさそうです)。

鯛をたたく
鯛の身を包丁で細かくたたきます。小骨が混じってる場合もあるので、その場合は取り除きます。

すり鉢 ねぎ
すり鉢に鯛の身を入れ、ねばりが出るまでよくすります。途中で生姜の絞り汁と塩を入れ、最後にネギのみじん切りを加えて仕上げます。

丸める 揚げる
団子を手でピンポン球程度の大きさに丸め、油できつね色になるまで揚げます。

鯛の揚げ団子
揚がったのがこんな感じ。1つつまみ食いしてみましたが、クセのない味でなかなか美味しい。このまま出してもおつまみになりそう。

大根とこんにゃく
ほかの具を用意します。今回は大根とこんにゃく、焼き豆腐、タコ、昆布。大根とこんにゃくは、コマの絵からすると拍子切りっぽいですね。小ぶりのサイズになるので、火の通りが早そう。

出汁 鯛の揚げ団子のかんと煮
昆布とカツオで出汁をひき、薄口醤油、酒、みりん、塩で味をととのえます(ここの味付けは「続・美味しんぼの料理本」を参考にしました)。具を入れて、弱火でじっくりと火を通したら完成。

コマの絵よりも、ちょっと具が少なめかな?
鯛の揚げ団子のかんと煮

一度揚げるせいか、団子も煮くずれなく仕上がりました。
鯛の揚げ団子のかんと煮

「美味しんぼ」16巻より
※【コマ引用】:「美味しんぼ」(雁屋哲/花咲アキラ/小学館)16巻より
食べた感想:
鯛の揚げ団子は、食べると中から熱々のダシが染み出てきます。イワシのツミレみたいな独特の臭みがなくて、すごく上品。鍋全体の味もあっさりしていて、普通のおでんは色んな練り物や具のダシが複雑に絡むような味ですが、これはかなりシンプルな印象。

美味しかったけど、左のコマの大辻先生みたいに、「旨いよーっ、これは旨いーっ!!」とアッパーな状態になるのとは、ちょっと違うかなというのが、家人との共通の感想(これは我が家がこってり好きだからかも……)。どっちかというと、しみじみ心が落ち着くような味でした。いつもとちょっと違うおでんを楽しみたいときに、ちょうどいいレシピになりそうです。

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