東海林さだお コロッケ丼

三大日本食といえば、スシ、テンプラ、スキヤキですが、「伊勢エビの丸かじり」のなかで、東海林先生はコロッケこそ日本の庶民の食生活をあらわす食べ物、と主張します。

確かに、昔のマンガの食事シーンを読むと、妙にコロッケの登場率が高い気がする。特に顕著なのが藤子不二雄先生で、貧乏=コロッケの図式は作品のあちこちに登場するし、「まんが道」で満賀と才野が初めて自炊した夕飯は、キャベツの味噌汁に市販のコロッケだった。

よく考えると、日本が貧しかった数十年前の時代から、安くて美味しい「庶民の食べ物」として不動の地位を築いてるって、すごいことだ。しかも元々は「クロケット」なんて名前のコジャレた料理として伝播したのに!「白飯に合う」とジャッジされれば、何でも貪欲に取り入れるのが日本の食文化かもしれない。

(関係ないけど、wikiで「クロケット」の項目を見ると、なんかしあわせな気持ちになりますw)

そんなコロッケへの愛は、東海林先生も人一倍持っているようで、エッセイにもたびたび登場します。今回は、前述の本で紹介されている、コロッケ丼を作ってみました。

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作り方:
コロッケに必須なのがソースですが(醤油派は今回は無視で)、ソースと一口に言っても、トンカツ、ウスター、中濃のいずれにするかは人それぞれ。
東海林先生流では、この3種のソースとケチャップを混ぜた、「トンウスチュウケチャ連合軍」を使います。

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丼に熱々のご飯をよそい、バターの小片を散らして醤油をたらします(古いバターだと美味しくないので、なるべく新しいバターで)。
ご飯の上にコロッケ(今回は定番の男爵いものコロッケ)を乗せ、箸でジャキジャキと丁寧に突き崩します。
※コロッケは本当は2個乗せるらしいんですが、小さめの丼なので今回は1個のみで

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上からさっきの「トンウスチュウケチャ連合軍」をかけまわして、完成。

東海林さだお コロッケ丼

丼を手に持ったら、温かいうちに「垂直掘削方式」でいただきます。

東海林さだお コロッケ丼
食べた感想:
ソースのかかったコロッケの味は言うまでもないですが、そこにバターと醤油の香りが混ざって、ひと手間かけたジャンクな美味しさに。あらかじめ突き崩したコロッケは、ご飯によく馴染んで、別々に食べるのとはまた違う食感を楽しめました。

しかしこれ、よく考えるとコロッケ(ジャガイモ+パン粉の衣)+ご飯の組み合わせで、完全にデンプンフルコースですねw 緑が欲しい方は、キャベツの千切りとか添えてもいいかもしれない。

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