豆腐ご飯

先日作った「スーパーくいしん坊」のカレーで、スパイスを味見し過ぎたせいか、舌が常にしびれたような変な状態になってしまいました(このまま症状が進むと、カレー将軍みたいに「ギャー!」「クァーッカッカッカ」と叫んで乱心しちゃうんでしょうか……)。

「和食! 薄味の和食で舌をリセットしたい!」という欲求にかられて作ったのは、「酒場ミモザ」に出てくる豆腐ご飯。

「酒場ミモザ」1巻より
※【コマ引用】「酒場ミモザ」(とだともこ/講談社)1巻より
復刊を求める声が何年も続いてるのに、いまだ絶賛絶版中の「酒場ミモザ」(作者のとだともこ先生は、最近は「ほうさいともこ」先生の名前で、アフタヌーンなどでたまに読み切りを描いておられるようです)。

どこか五十嵐大介先生の「リトル・フォレスト」に共通する魅力があるのは、東北と京都の舞台は違えど、そこでの暮らしと生活に根ざした料理が丁寧に描かれてるからでしょうか。

1巻の「京のお豆腐」のエピソードでは、ミモザの常連客・谷さんが、デザイナーを辞めて豆腐料理店を開店。数々の京都らしい豆腐料理を披露します。

数の子の腐乳あえ、枝豆豆腐、揚げ出し、めおとだき(焼き豆腐と薄揚げを炊いたもの)、豆腐炒りマルナベ(すっぽん鍋)と続き、シメに登場するのがこの豆腐ご飯です。

日本料理研究家の辻嘉一先生の書いたレシピが元になっているらしいんですが、ざっと調べても見つからず……。なので今回は作中の説明で再現してみることにします(辻先生のどの本に載ってるかご存じの方いらっしゃったら、教えてください~)。

豆腐ご飯 豆腐ご飯
作り方:
1.木綿豆腐(米2合につき一丁)はペーパータオルでくるみ、レンジにかけて水抜きします。
2.ゴボウはささがきにし、ニンジンは千切りにします。

豆腐ご飯 豆腐ご飯
3.水抜きした豆腐を、フライパンで細かく崩しながら、中弱火で炒ります(焦がさないように)。水分が飛んだら、火を止めて冷まします。
4.洗って30分水につけた米に、ゴボウ、ニンジン、炒った豆腐をのせ、酒大さじ1と薄口醤油小さじ1を入れて炊飯します。

豆腐ご飯

炊きあがりはこんな感じ。豆腐のいい匂いがします。

豆腐ご飯

ざっくり混ぜていただきます。

豆腐ご飯
食べた感想:
薄味のご飯にゴボウの風味、ふわふわの豆腐の食感。ミモザのマスターの言うとおり、派手さはないけど飽きがこない、まさに「禅味」な味です。普段味の濃いものを食べがちな舌が洗われるような、穏やかなご飯でした。翌日、おにぎりにしても美味しかった!

また舌をリセットしたくなったら、作ろうと思います(今度はほかの豆腐料理にもチャレンジしたいなあ)。