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京都三条に1軒の古びたバーがある
椅子は7席 亭主は初老……
人はこの店を『時代おくれ』と呼ぶ(「酒場ミモザ」1巻)


「酒場ミモザ」はアフタヌーンに90年代に連載されていたマンガ。私はずいぶん後にコミックを人に勧められて読んだんですが、絶版になってるとはいえ、今もファンも多いみたいです。

個人的にも大学?社会人1年目まで京都に通ってたので、読み返すとあの街独特の雰囲気がよみがえってきます。マンガだからある程度美化された(というより、良いとこ選りすぐり)、というのはわかるんだけど、やっぱりいい街なんだなー。

しかしあらためて読むと、今更ながら結構料理の話が多かったんですね。特に1巻5話の京都のおばんざいの話は、まさに気持ちまでほっこりします。

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残業で疲れて帰宅した嫁を、姑が温かい「かぶら蒸し」でいたわる話。東京から嫁ぎ、京都の異文化にとまどう毎日だった彼女が、一杯のお椀をきっかけに前向きになる、という過程がやさしく描かれています。

※【コマ引用】「酒場ミモザ」(とだともこ/講談社)1巻より

そのかぶら蒸しがあまりに美味しそうだったので、作ってみました。ネットでレシピ調べると、かぶら蒸しのなかの具は千差万別のよう。マンガの描写を見ると「甘鯛(ぐじ)」「ゆり根」だけのようなので、とりあえずスーパーにダッシュ。

「甘鯛」っていうからには、鯛でいいんだろうと思って、魚屋さんでふつうの鯛をかっさばいてもらったんですが、あとで調べると鯛とは全然違う魚らしい(しかも超高級魚ですってよ……)。奥が深いぜ、京料理。さらにゆり根も売ってなかったので、こちらもぎんなんに変更(段々再現度が低く……)。

でもうまかったからすべてよし!!
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しかしかぶら蒸しって、ちょっとした小料理屋で出されるような「手間かかってる感」ある割に、意外と作るの簡単なんですね。コスパならぬ手間パ(手間パフォーマンス)がいい感じです。

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もひとつオマケのミモザ飯。同じく1巻の第2話に出てくるのが、さば寿司。近畿地方では柿の葉寿司、バッテラなどもありますが、テイクアウト土産の定番です。「ミモザ」のなかでは、舞妓さんが日が経って固くなったさば寿司を、焼いてホカホカの状態で食べる裏技が紹介されてました。

※【コマ引用】「酒場ミモザ」(とだともこ/講談社)1巻より

ちょうど前日買った食べ残しのバッテラが冷蔵庫にあったので、早速トースターで焼いて復活させてみることに。
「さばずしとはまた全然違う感じやねえ 上等の焼き魚がのっかったむしたもち米や」
マスターの台詞の通りでございます。これはこれで、すごくおいしい。
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以上のメニュー、お供のお酒はもちろんミモザ風に「ハイボール」です。


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